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英下院補選、保守党が得票率減らす サンダース氏兄は落選

2016年10月21日(金)20時23分

 10月21日、英国で前日実施された下院補欠選挙で、与党保守党が得票率を大幅に減らした。南部オックスフォードシャー州ウィットニー選挙区では、緑の党から米大統領選で民主党指名候補を争って撤退したバーニー・サンダース氏の兄、ラリー・サンダース氏(写真)が出馬していたが、落選した。18日撮影(2016年 ロイター/Juris Abramenko)

[ロンドン 21日 ロイター] - 英国で20日に実施された下院補欠選挙で、与党保守党が得票率を大幅に減らした。キャメロン前首相の辞職に伴う補選が行われた南部オックスフォードシャー州ウィットニー選挙区では、過半数を割り込んだ。

同選挙区には左派である緑の党から米大統領選で民主党指名候補を争って撤退したバーニー・サンダース氏の兄、ラリー・サンダース氏が出馬していたが、14候補中4位で落選した。

保守党にとってウィットニー選挙区は牙城であり、1万7313票を獲得し首位を守ったものの、得票率は昨年の総選挙時の60%から45%に低下した。一方、2位となった欧州連合(EU)支持派の自由民主党(1万1611票)は得票率を30%へと大幅に伸ばした。最大野党の労働党は3位に後退した。

ウィットニー選挙区を含むウエストオックスフォードシャー地域では、EU離脱の是非を問う6月の国民投票で54%がEU残留を支持していた。

自由民主党は、「ハードブレグジット」を目指すメイ首相に失望感を抱く有権者にアピールする選挙戦を展開。番狂わせを演じた。

*内容、写真、カテゴリーを追加しました。

ロイター
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