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景気刺激で世界的な協調不要、回復続く=独連銀理事

2016年09月30日(金)20時04分

 9月30日、ドイツ連銀のドンブレット理事(写真)は、世界経済の回復は続くと述べ、国際通貨基金(IMF)が提唱する主要国による協調的な景気刺激策を新たに打ち出す必要はないとの認識を示した。フランクフルトで2014年10月撮影(2016年 ロイター/Ralph Orlowski)

[フランクフルト 30日 ロイター] - ドイツ連邦銀行(中央銀行)のドンブレット理事は30日、世界経済の回復は続くと述べ、国際通貨基金(IMF)が提唱する主要国による協調的な景気刺激策を新たに打ち出す必要はないとの認識を示した。

10月7─9日に開催されるIMF年次総会を前に同理事は「金融、財政、構造(改革)に関し世界的な連携は不要と考えている」と述べた。

「むしろそれぞれの国の安定と調和する正しい政策の組み合わせが問題だ」と指摘した。

ドンブレット理事はまた「長期停滞に陥る危険があるとの懸念は誇張されている」と主張。「先進国の潜在成長率が低下しているのは人口動態の変化によるもので避けることができない」と述べ、高齢化が背景にあると分析した。

ロイター
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