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株式や社債の買い入れ、景気低迷時に有益=米FRB議長

2016年09月30日(金)07時25分

 9月29日、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長(写真)は、将来的に景気悪化局面で国債の買い入れが不可能となった場合、FRBは長期国債以外の資産買い入れによって恩恵を得られるとの考えを示した。28日撮影(2016年 ロイター/Joshua Roberts)

[ワシントン 29日 ロイター] - イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長は29日、将来的に景気悪化局面で国債の買い入れが不可能となった場合、FRBは長期国債以外の資産買い入れによって恩恵を得られるとの考えを示した。

議長はカンザスシティー地区連銀主催の会合にビデオ会議で参加。「他国と同様、期間のより長い国債のような安全資産の買い入れが限界に達したと判断されれば、価格が消費行動の決定にもっと直結する資産に直接介入することが有益となる可能性がある」と指摘。

その上で、株式や社債の買い入れは効果もあるが、コストが伴う可能性もあると語った。

議長は先月、将来のリセッション(景気後退)時に講じる措置は、利下げや資産買い入れなど従来の措置が適切だとしたうえで、資産買い入れ対象の拡大など、他の措置を選ぶ可能性にも言及した。さらに、インフレ目標の引き上げや名目国内総生産(GDP)を目標とする可能性も挙げた。

*内容を追加して再送します。

ロイター
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