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完全失業率、6月は21年ぶり低水準 有効求人倍率25年ぶりの高さ
7月29日、総務省が発表した6月の完全失業率(季節調整値)は3.1%で5月(3.2%)から改善した。写真は都内で2月撮影(2016年 ロイター/Yuya Shino)
[東京 29日 ロイター] - 総務省が29日発表した6月の完全失業率(季節調整値)は3.1%となり、前月から0.1%ポイント改善、20年11カ月ぶりの低水準となった。厚生労働省が発表した同月の有効求人倍率(季節調整値)は1.37倍と前月から上昇し、24年10カ月ぶりの高水準。労働市場の引き締まり傾向が一段と強まっている。
完全失業率は、ロイターの事前予測調査で3.2%が予想されていた。
季節調整値で見た6月の就業者は前月比47万人増の6456万人となり、3カ月連続で増加した。一方、完全失業者は同4万人減の208万人で3カ月ぶりに減少。非労働力人口は同48万人減の4406万人となった。
この結果、完全失業率は前月から改善し、3.1%となった。総務省では「雇用情勢は引き続き改善傾向で推移している」と判断している。
有効求人倍率は、ロイターの事前予測調査で1.37倍が見込まれており、結果はこれと同水準だった。
新規求人倍率は2.01倍と前月から低下。有効求人数は前月比0.4%増、有効求職者数は同0.4%減だった。
*内容を追加します。
(伊藤純夫)