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基礎的財政収支、20年度の赤字5.5兆円=内閣府試算で政府筋
2016年07月25日(月)20時54分
7月25日、複数の政府筋によると、政府は26日の経済財政諮問会議で、2020年度の基礎的財政収支の赤字額が5.5兆円となる新たな試算を示す方針。都内で3月撮影(2016年 ロイター/Yuya Shino)
[東京 25日 ロイター] - 政府は、26日の経済財政諮問会議(議長、安倍晋三首相)で、2020年度の基礎的財政収支の赤字額が5.5兆円となる新たな試算を示す方針だ。複数の政府筋が明らかにした。
今年1月時点から赤字額は1兆円縮小するが、実質2%・名目3%以上の経済成長を実現しても、なお収支は均衡しない。
試算は内閣府がまとめた。新たな試算で赤字が改善するのは、高い経済成長率が続けば税収が大きく伸びる一方、原油安などで消費者物価指数の上昇ペースが鈍化し、歳出の伸びも抑えられるためだ。
もっとも、高い成長を維持しても財政目標達成への道筋は描けない。今後、経済成長と併せて歳出改革を継続できるかが課題となる。
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