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米国株は4日続伸、好調な米製造業統計が買い材料

2016年07月02日(土)07時50分

7月1日、米国株式市場は小幅高となり、4日続伸して取引を終えた。写真は2014年、ニューヨーク証券取引所前で撮影(2016年 ロイター/Carlo Allegri)

[ニューヨーク 1日 ロイター] - 米国株式市場は小幅高となり、4日続伸して取引を終えた。朝方発表された好調な6月の米製造業景気指数が買い材料となった。

米供給管理協会(ISM)が発表した製造業景気指数は内訳の新規受注、生産、輸出がそろって上昇し、米製造業が年初の低迷から切返しつつある兆候があらためて浮き彫りとなった。

S&Pは週間ベースで昨年11月以来の大幅な上昇となった。先週の英国民投票で同国の欧州連合(EU)離脱が決まった際は、2営業日続落し値下がり幅が約10カ月ぶりの大きさとなったが、そこから大幅に持ち直した。米国の主要な株式指数は英国のEU離脱(ブレグジット)に関連した値下がりをほぼ取り戻した。

自動車大手のフォード・モーターとゼネラル・モーターズ(GM)は1.2%と2.1%それぞれ上昇した。ピックアップトラックやスポーツ用多目的車(SUV)の底堅い需要を背景に6月の米自動車販売が好調だった。ただ市場予想は下回った。

大型バイクメーカーのハーレー・ダビッドソンは19.8%急騰。買収対象になっているかもしれないとのうわさが買い材料となり、S&Pで最も大幅に上昇した銘柄となった。

S&Pの主要10部門のうち7部門が値上がりした。S&P主要消費財株指数は約0.9%高と、部門別で最も値を上げた。一方S&P金融株指数はは約0.5%安と部門別で最も振るわなかった。

米国の独立記念日の連休を前にした米取引所の合算出来高は約67億株で、直近20営業日の平均である約77億株を下回った。

騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所では上げ1918で下げ1088(1.76対1)だった。ナスダックは上げ1767で下げ1060(1.67対1)だった。

ロイター
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