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米国株は大幅反発、金融や1次産品関連に買い戻し
2月12日、米国株は反発。金融や1次産品関連などに買い戻しが入った、写真はNY証券取引所の前の米金融街の道路標識。2013年5月撮影。(2016年 ロイター/)
[ニューヨーク 12日 ロイター] - 12日の米国株式市場は反発して取引を終えた。金融や1次産品関連などこのところ値下がりが激しかった株に買い戻しが入り、全体水準を押し上げた。ダウとS&Pは6営業日ぶりのプラスとなった。
ダウ工業株30種平均<.DJI>は313.66ドル(2.00%)高の1万5973.84ドルで取引を終えた。S&P総合500種指数<.SPX>は35.70ポイント(1.95%)高の1864.78だった。ナスダック総合指数<.IXIC>は70.68ポイント (1.66%)高の4337.51。
週間ベースではいずれの指数も下落した。ダウは約1.4%、S&Pは約0.8%、ナスダックは約0.6%の下げとなった。
この日は米国の原油先物価格が12.3%値上がりしたことから、S&Pエネルギー株指数<.SPNY>は2.6%上昇した。S&P素材株指数<.SPLRCM>も2.9%高となった。このところ売り込まれていた金融株も持ち直し、S&P金融株指数は<.SPSY>は約4%上昇と2011年11月以来の大きな上げとなった。
パイオニア・インベストメント・マネジメントのポートフォリオマネジャー、ジョン・ケアリー氏は「欧州の株式相場は力強く、特に銀行株が底堅かった。米国でも銀行・金融株に関するセンチメントに良い影響を与えたようだ」と話す。
このところの銀行株下落の原因のひとつとなったドイツ銀行
騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所では上げ2457で下げ628(3.91対 1)だった。ナスダックは上げ2131で下げ670(3.18対1)だった。
米取引所の合算出来高は約87億株で、直近20営業日の平均である97億株を下回った。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 15973.84 +313.66 +2.00 15691.62 15974.04 15691.62 <.DJI>
前営業日終値 15660.18
ナスダック総合 4337.51 +70.68 +1.66 4307.29 4340.13 4274.15 <.IXIC>
前営業日終値 4266.84
S&P総合500種 1864.78 +35.70 +1.95 1833.40 1864.78 1833.40 <.SPX>
前営業日終値 1829.08