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トヨタ、ダイハツ完全子会社化へ 新興国での小型車戦略強化

2016年01月29日(金)18時49分

 1月29日、トヨタ自動車とダイハツ工業は、それぞれの取締役会でトヨタによるダイハツの完全子会社化を決議したとの発表した。写真はデトロイトで昨年1月撮影(2016年 ロイター/Mark Blinch)

[東京 29日 ロイター] - トヨタ自動車<7203.T>は29日、約51%を出資するダイハツ工業<7262.T>を8月1日付で完全子会社化すると発表した。トヨタは小型車を手掛けるダイハツを取り込むことで連携をさらに深め、新興国を中心に需要が高まる小型車戦略の強化を目指す。

両社は同日開いたそれぞれの取締役会で決議した。両社の株式交換は今年6月下旬に開くダイハツの定時株主総会で承認を得て実施。ダイハツ株1株に対して、トヨタ株0.26株を割り当てる。ダイハツ株式は7月27日に東京証券取引所第1部から上場廃止になる予定。

今後の自動車開発では環境・安全性能や情報化が一段と必要になってきている。こうした要請に対応するためには、単独での技術や商品の開発スピードや経営資源では難しくなっているとし、グループ全体で持続的成長を可能とする体制を築く。

*内容を追加しました。

(白木真紀 編集:内田慎一)

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