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ポルトガルの格付け「BBB(low)」に据え置き=DBRS

2015年11月14日(土)07時58分

 11月13日、加格付け会社DBRSポルトガルの長期外貨・現地通貨建て発行体デフォルト格付けを「BBB(low)」に据え置いた。写真は同国国旗。2014年6月撮影。(2015年 ロイター/)

[リスボン 13日 ロイター] - カナダの格付け会社ドミニオン・ボンド・レーティング・サービシズ(DBRS)は13日、ポルトガルの長期外貨・現地通貨建て発行体デフォルト格付けを「BBB(low)」に据え置いた。

格付け見通しは「安定的」。投資適格級としては最低となるが、ムーディーズ、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)、フィッチ関が同国の格付けを投資不適格級とするなか、DBRSが適格級を維持したことで、ポルトガル国債が欧州中央銀行(ECB)の債券買い入れプログラムの対象から除外されることはなくなった。

ただDBRSは、ポルトガルの政治情勢の先行き不透明感は高まっていると警告。「投資が低迷し、長期失業率が高止まりしていることを踏まえると、資本の蓄積と労働力の供給による中期経済成長への貢献は限定されるとみられる」とし、政権が不安定なことで改革が後戻りすれば懸念材料となるとした。

また、同国の債務水準も主要な課題となると指摘。持続可能な経済政策と改革に対するコミットメントが後退、もしくは政治的に不安定な状況が継続すれば、同国の格付けに圧力がかかる可能性があるとした。

*カテゴリーを変更して再送します。

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