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ユーロ/ドル一時1.10ドルを割り込む、ECBのQE詳細発表で
3月5日、ニューヨーク外為市場では、欧州中銀(ECB)の量的緩和策詳細発表を受けて、ユーロが対ドルで2003年9月以来初めて1.10ドルの大台を割り込んだ。1月撮影(2015年 ロイター/Thomas Hodel)
[ニューヨーク 5日 ロイター] - 5日のニューヨーク外為市場では、欧州中銀(ECB)の量的緩和策詳細発表を受けて、ユーロが対ドルで2003年9月以来初めて1.10ドルの大台を割り込んだ。一方ドルは主要通貨に対して上昇した。
ドラギECB総裁は理事会後の記者会見で、2015,16年のユーロ圏成長率見通しを上方修正し、ユーロは一時上昇したが、月600億ユーロの債券購入を9日から開始し、マイナス利回りの国債も購入することを明らかにすると、市場はすぐにユーロ売りに転じた。ただ総裁は中銀預金金利のマイナス0.20%よりも低い国債は購入しないとも語った。
ユーロ/ドル
マッコーリー(ニューヨーク)の世界金利・通貨ストラテジストのティエリ・アルバート・ウィズマン氏は「ドラギ総裁の発言の一部は、ユーロにとってとてもハト派的と考える市場参加者もいる」と述べた。
ドルの主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は2003年9月以来の高値を再び更新、96.593を付けた後、終盤は0.43%高の96.380。またドル/円
ドル/円 終値 120.12/14
始値 120.33/34
前営業日終値 119.69/71
ユーロ/ドル 終値 1.1027/29
始値 1.1062/63
前営業日終値 1.1079/81