2019年予算案巡るＥＵの制裁措置、回避する時間ある＝伊経財相

［ミラノ　３０日　ロイター］ - イタリアのトリア経済・財務相は、２０１９年予算案を巡り、欧州連合（ＥＵ）の制裁措置を回避する時間はまだあるとの見解を示した。イタリア紙コリエレ・デラ・セーラとラ・レプブリカが伝えた。

トリア氏は２０カ国・地域（Ｇ２０）会合に出席するためブエノスアイレスを訪問している。

両紙は、トリア氏がイタリア政府はＥＵと予算案を巡り引き続き協議していると語ったと報道。コリエレ・デラ・セーラによると、同氏は「違反措置を回避することはまだ可能だ」と述べた。

ＥＵの経済財政理事会は２９日、イタリアの２０１９年の財政赤字目標に対する制裁措置を支持した。またより早期の退職を認める年金改革計画の財政リスクについて警告した。