コラム

ワシントンで「毛沢東」国際シンポジウム――日本軍と共謀した事実を追って

2016年09月05日(月)18時30分

 シュライバー氏からの招聘状には「我々の分析を裏付ける強力な証拠を発見した功績に感謝する」旨のことが書いてある。

 そこで、Project2049が主宰して、9月20日にワシントンDCにあるNational Press Clubで国際シンポジウムが開催される運びとなった次第だ。共和党系のシンクタンクだけあって、米議会議員や米政府高官なども参会するという。

 筆者は"Seek Truth From Facts(実事求是):The Chinese Communist Party's War on History(中国共産党の「歴史」との闘い)"のパネル1"The Sino-Japanese War ―On the 40th Anniversary of Mao's Death(日中戦争――毛沢東没後40周年に当たり)"で講演することになっている。

 詳細情報はここにある。筆者の講演タイトルは"Mao Zedong, The Man who Conspired with the Japanese Army(毛沢東、日本軍と共謀した男)" だ。

 筆者の講演に対してコメントをしてくれるのが、「人民が党の真相を知ったら、政府を転覆させるだろう――1979年、胡耀邦元総書記」で書いた辛こう年氏なのである。

 彼の名前の英文による表記はXin Haonian(シン・ハオニェン。中国語のピンインをローマ字化したもの)。

 こうして、日本発の情報がワシントンDCと在米中国人を結びつけることになった。

 会場となっているワシントンDCのNational Press Clubはアメリカで最も権威のある記者クラブだ。全世界の大手メディアが集まっている。

 この日に発するメッセージは、必ず習近平国家主席の耳に入り目に留まることは確実である。習近平は必ず筆者が示す「毛沢東が日本軍と共謀していた証拠」を突き付けられるだろう。

  それは客観的な証拠なので、誰にも否定はできないはずだ。

日本でもBSフジLIVE「プライム・ニュース」が9月8日に特集

 今年の9月9日は、毛沢東没後40周年に当たる。

 日本のメディアでは、なかなか大きく取り上げられることがなかった拙著『毛沢東 日本軍と共謀した男』の事実が、9月8日の夜8時から10時(正確には9時55分)まで、BSフジLIVE「プライム・ニュース」という番組で、2時間かけて詳細に検証されることになった。

プロフィール

遠藤誉

中国共産党の虚構を暴く近著『毛沢東 日本軍と共謀した男』(新潮新書)がアメリカで認められ、ワシントンDCのナショナル・プレス・クラブに招聘され講演を行う。
1941年中国生まれ。中国革命戦を経験し1953年に日本帰国。東京福祉大学国際交流センター長、筑波大学名誉教授、理学博士。中国社会科学院社会科学研究所客員研究員・教授などを歴任。『チャイナ・セブン <紅い皇帝>習近平』『チャイナ・ナイン 中国を動かす9人の男たち』『ネット大国中国 言論をめぐる攻防』『チャイナ・ジャッジ 毛沢東になれなかった男』『完全解読 中国外交戦略の狙い』『中国人が選んだワースト中国人番付 やはり紅い中国は腐敗で滅ぶ』『中国動漫新人類 日本のアニメと漫画が中国を動かす』など著書多数。

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