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平野美紀|オーストラリア

マスクや陽性者隔離等の規制をさらに撤廃・緩和するオーストラリア

オーストラリアは、既にほとんどの場所でマスク着用は必要なくなっていたが、空港や航空機内で義務付けられていたマスク着用も撤廃。(Credit:jacoblund-iStock)

新型コロナウイルスのパンデミックが始まってからというもの、国境閉鎖やロックダウンをはじめとする厳しい規制で、感染拡大をコントロールする政策をとってきたオーストラリアだが、今年4月にほとんどの規制を撤廃した。

さらにここへきて、残っていた規制の撤廃や緩和の動きを加速させている。

マスク着用義務については、4月の時点でほとんどの場所で廃止されていたが、空港と航空機内だけは残っていた。しかし、空港での着用義務は6月にはほぼ廃止され、空路移動に関わる部分において、唯一残っていた航空機内での着用義務も、9月9日の午前0時01分をもって撤廃。これにより、海外からオーストラリアへ到着する便の搭乗客もマスクを着用する必要はなくなった。(参照

ただし、市中でのマスク着用義務に関しては、ごく一部ではあるが、まだ残っているところもあり、規制内容は州によって若干異なる。例えば、ニューサウスウェールズ州では、病院及び医療施設や高齢者施設、公共交通機関と待合所、クルーズ船ターミナルなどでは、着用義務が残る。(参照

また、航空機内でのマスク着用義務撤廃と同時に、オーストラリア全土で、新型コロナウイルス検査で陽性となった場合の隔離期間についても緩和。これまで「7日間」だったところ、症状がなければ「5 日間」へと短縮された。

さらに、パンデミックが始まってからというもの、毎日発表されていた公的なコロナ感染者数や入院者数、死者数などのデータ公開も、1週間まとめて1回の発表へと変更された。

お隣ニュージーランドも規制の撤廃や大幅緩和へ

iStock-1347015138.jpgニュージーランドでは、スーパーに設置されたワクチン接種場で接種するとギフト券がもらえた。オーストラリアでも同様のことが行われていた。(Credit:Andres Jacobi-iStock)

世界有数の厳しいコロナ規制で感染拡大を抑え込み、パンデミック当初は世界のお手本のように言われていたお隣のニュ-ジーランドも、昨日、大半の規制の撤廃を発表。

今月13日には、オーストラリア同様、航空機内を含む、全てのマスク着用義務を廃止し、同国へ入国する旅行者や航空会社クルーに課してきたワクチン接種義務も廃止。アーダーン首相は、ワクチン接種については個々の選択に任せるとした。

ニュ-ジーランドにおけるコロナ感染に関する隔離義務については、家庭内接触者の隔離義務はなくなるものの、検査で陽性となった場合の隔離期間は「7日間」となるようだ。

ニュージーランドのコロナ規制に関する政策は、オーストラリアがこれまでとってきた政策と同じ経緯を辿っているようにみえるため、今後、この隔離期間についてもオーストラリア同様、「5日間」に短縮されることになるのではないかと、個人的には推測しているが果たして・・・?

感染者数や入院者数、死者数は、パンデミックを通じて高水準のままであるにも関わらず、次々とコロナ規制を撤廃、緩和して正常化していくオーストラリアとニュージーランド。世界はどのようにパンデミック前の日常を取り戻していくのだろうか...〈了〉

 

Profile

著者プロフィール
平野美紀

6年半暮らしたロンドンからシドニーへ移住。在英時代より雑誌への執筆を開始し、渡豪後は旅行を中心にジャーナリスト/ライターとして各種メディアへの執筆及びラジオやテレビへレポート出演する傍ら、情報サイト「オーストラリア NOW!」 の運営や取材撮影メディアコーディネーターもこなす。豪野生動物関連資格保有。在豪23年目。

Twitter:@mikihirano

個人ブログ On Time:http://tabimag.com/blog/

メディアコーディネーター・ブログ:https://waveplanning.net/category/blog/

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