コラム

遠くても訪れたい「こだわりの店」は時代も国境も超える...サラリーマン時代の「豆腐屋」の思い出

2025年02月14日(金)16時25分
ティムラズ・レジャバ(駐日ジョージア大使)
寿司屋

「時間をかけても行きたい店」は国境を超える CHADCHAI KRISADAPONG/SHUTTERSTOCK

<日本で深まる「こだわりの店」への愛の原点は、ジョージアの叔父さんが連れて行ってくれた不便な郊外の何もない道路沿いの店だった...>

「ガストロディプロマシー(美食外交)」という言葉があるように、国際会議のレセプションなど外交における食は単なる食事を超えて、重要な役割を果たしている。

従って、食事とお店選びは、私にとっては仕事上でも非常に大事な任務の1つだ。せっかくの時間を共に過ごす相手に満足してもらうことが大切だからだ。

しかし、ビジネスシーンでよく利用されるような評判のいい高級店であれば、いいお店というわけではない。実際、値段に関係なく、自分なりにこだわって選んだ店に連れて行ったほうが喜んでもらえることが多いからだ。


とはいえ、日本では、目まぐるしい勢いで新しいレストランやカフェなどの飲食店が日々誕生している。その宣伝や広告を読むだけでは、店選びは至難の業だ。

そのため、結局は「フーディー仲間」、つまり美食家・グルメの友人や知人の情報に頼りがちになっているのが実態ではあるのだが、このお店選びに余念がない私の原点は、いったいどこにあるのか?

私がお店選びにこだわるようになったきっかけは10代の頃、ジョージアへの帰国時にさかのぼる。親戚のビジナ叔父さんのこだわりの店に一緒に行くことが楽しい習慣になっていたのだが、特に印象に残っている店が2つある。

プロフィール

外国人リレーコラム

・石野シャハラン(異文化コミュニケーションアドバイザー)
・西村カリン(ジャーナリスト)
・周 来友(ジャーナリスト・タレント)
・李 娜兀(国際交流コーディネーター・通訳)
・トニー・ラズロ(ジャーナリスト)
・ティムラズ・レジャバ(駐日ジョージア大使)

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

午前のドルは152円前半に下落、1月安値下抜けが焦

ワールド

米エネ長官が約30年ぶりベネズエラ訪問、投資拡大推

ビジネス

鹿島、純利益予想を上方修正 建築施工順調で市場予想

ビジネス

午前の日経平均は反落、短期的過熱感や円高が重し
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:習近平独裁の未来
特集:習近平独裁の未来
2026年2月17日号(2/10発売)

軍ナンバー2の粛清は強権体制の揺らぎか、「スマート独裁」の強化の始まりか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トランプには追い風
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    がんは何を食べて生き延びるのか?...「ブドウ糖」の…
  • 5
    一体なぜ? 中国でハリー・ポッターの「あの悪役」が…
  • 6
    【独自取材】「氷上のシルクロード」を目指す中国、…
  • 7
    あなたの隣に「軍事用ヒト型ロボット」が来る日
  • 8
    【銘柄】「ソニーグループ」の株価が上がらない...業…
  • 9
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 10
    まさに「灯台下暗し」...九州大学の研究チームが「大…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた実験室」に...抗生物質の「不都合」な真実とは
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 5
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予…
  • 6
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...…
  • 7
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 8
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 9
    台湾発言、総選挙...高市首相は「イキリ」の連続で日…
  • 10
    【銘柄】「ソニーグループ」の株価が上がらない...業…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 4
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を…
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 8
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 9
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story