テストの答えを自動生成──日本もAIカンニングの時代に備えよ
AndreyPopov-iStock
<ウェブテスト受験者の不審な動きをAIカメラで察知し、その様子を撮影して採用企業側に送信する仕組みを開発した日本企業も>
替え玉受験。デジタル社会の発展につれ、その手口が進化している。特に最近は、企業が社員の採用に使っているオンライン適性試験における不正が話題だ。本人確認と受験中の監視が十分にできないため、替え玉受験が簡単にできてしまう。
これに手を染める就活生が結構いることを示唆しているのは、昨年起きたある事件。オンライン適性試験を有償で代行していた者が、11月に私電磁的記録不正作出・同供用なる容疑で逮捕された。容疑者は約300人の就活生から依頼を受け、総額400万円近くを得ていたという。
一般に、日本人は真面目で勤勉というイメージがあり、例えばアメリカに比べてもカンニングをする者は多くないと思っていた(アメリカでは2019年にもっと大規模な大学入試不正スキャンダルがあった)。だが残念ながら、この問題は世界共通らしい。
この類いの不正は、さらに悪化しそうだ。応募者を1カ所に集める従来のやり方の入社試験に比べ、ウェブテストは低コストということもあって、多くの企業が今後も使い続けるだろう。その上、日本企業の採用担当者にはさらなる挑戦が待っている。それは人工知能(AI)、特にいま話題を呼んでいるチャットボットだ。チャットとボットを組み合わせた用語で、AIを活用した自動会話プログラムを指す。
その最先端を走る「ChatGPT(チャットGPT)」は、アメリカのAI研究所である「オープンAI」が昨年11月に公開したもので、人間がインターネット上で入力した指示に反応して、コンピュータープログラムや詩、さらにはジョークまで作成してくれる。なかなか便利なツールに思えるが「便利すぎる」と感じたのか、1月3日にニューヨーク市の教育局が市内の公立学校からチャットGPTへのアクセスを全面禁止にした。この決定は大きな波紋を投げかけており、ほかの地域でも学校内での制限が出され始めている。理由の1つに挙げられているのが「カンニング防止」だ。
筆者はこのAIを「好ましからざる者」にする動きを見て、過剰反応だとまずは考えた。でも2、3のチャットボットを自分で使ってみて、教育局の心配が少し理解できた。例えば「源氏物語の分析を」と命令しただけで、それなりに質の高い文を3~4秒で書き上げてくれる。なるほど。受験中であっても、学生がAIに指示さえできれば、代行エッセーが直ちに出来上がり、それを自分のものとして提出できるのだ。
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