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「トマホーク供与なら最悪の結末」、プーチン側近のメドベージェフがトランプに核の威嚇

Putin Ally Issues Warning to Trump Over Tomahawks

2025年10月14日(火)17時11分
エリー・クック
訪朝したメドベージェフ

10月9日、北朝鮮を訪問したメドベージェフ(手前、平壌)Sputnik/Yekaterina Shtukina/Pool via REUTERS

<トランプと派手に対立することが多い「プーチンの犬」メドベージェフがまた噛みついた>

ロシアのドミトリー・メドベージェフ前大統領は、アメリカが長距離巡航ミサイル「トマホーク」をウクライナに供与する可能性について、「悪い結末を招きかねない」と警告した。アメリカ大統領ドナルド・トランプがウクライナへのミサイル供与を示唆したことを受けた発言だ。

J・D・バンス米副大統領は9月、ウクライナが繰り返し要請してきたトマホークの供与にアメリカが応じる可能性に言及した。射程約2500キロのトマホークがあれば、ロシア深部を直接攻撃することも可能になる。

ロシアはこれまでも、トマホーク供与は米ロ関係を破壊すると警告してきた。ウクライナがトマホークを使用した場合、アメリカの関与なくしては不可能と見なす、という立場も示している。

ウラジーミル・プーチン大統領の側近でロシア安全保障会議の副議長を務めるメドベージェフは10月13日、メッセージアプリ「テレグラム」に投稿し、「これらのミサイルが供与されれば、すべての関係者にとって悪い結末を迎える可能性がある」と警告。「とりわけ、トランプ自身にとって」と付け加えた。

本誌はホワイトハウスにコメントを求めている。

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