最新記事
米ロ首脳会談

なぜ?「国際法違反で逮捕状」が出ているプーチンが、アメリカで逮捕されず米ロ会談に臨める理由

Could Vladimir Putin Be Arrested in Alaska?

2025年8月15日(金)15時30分
ヘスス・メサ
プーチンとICCのロゴとニュース

プーチンにはウクライナ侵攻に係る戦争犯罪の嫌疑がかけられている JRdes-shutterstock

<プーチンは2023年に国際刑事裁判所(ICC)から、ウクライナでの児童の不法な移送および連行に関与したとして逮捕状が発行されている>

「国際刑事裁判所(ICC)に起訴されているプーチンは、アメリカの地を踏んだ瞬間に逮捕されるのか?」

ウクライナ戦争などが議題となるとみられる米ロ首脳会談が迫る中、このような疑問がSNS上で飛び交っている。


会談は15日の午前11時30分頃(現地時間)、アンカレッジ郊外の統合基地エルメンドルフ・リチャードソンで行われる予定だ。プーチンが8月15日にアラスカに到着すれば、2015年9月の国連総会出席以来となる約10年ぶりのアメリカ訪問となる。

プーチン訪米の報を受け、SNSのユーザーや専門家らは、プーチンを逮捕するようアメリカに促している。しかし、国際法および米国内法のいずれにおいても、アメリカにはICCの発行した逮捕状を執行する義務は存在しない。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、鉄鋼・半導体関税率「当初は低水準」 来

ワールド

トランプ氏「ウクライナの代理として交渉せず」、首脳

ビジネス

米小売売上高、7月も堅調 前月比+0.5%

ビジネス

中国人民銀行、物価の適度な回復を重要検討事項に
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:Newsweek Exclusive 昭和100年
特集:Newsweek Exclusive 昭和100年
2025年8月12日/2025年8月19日号(8/ 5発売)

現代日本に息づく戦争と復興と繁栄の時代を、ニューズウィークはこう伝えた

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 2
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...「就学前後」に気を付けるべきポイント
  • 3
    「笑い声が止まらん...」証明写真でエイリアン化してしまった女性「衝撃の写真」にSNS爆笑「伝説級の事故」
  • 4
    「長女の苦しみ」は大人になってからも...心理学者が…
  • 5
    「何これ...」歯医者のX線写真で「鼻」に写り込んだ…
  • 6
    債務者救済かモラルハザードか 韓国50兆ウォン債務…
  • 7
    「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」(東京会場) …
  • 8
    頭部から「黒い触手のような角」が生えたウサギ、コ…
  • 9
    【クイズ】次のうち、「海軍の規模」で世界トップ5に…
  • 10
    【クイズ】アメリカで最も「盗まれた車種」が判明...…
  • 1
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 2
    イラン人は原爆資料館で大泣きする...日本人が忘れた「復讐の技術」とは
  • 3
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...「就学前後」に気を付けるべきポイント
  • 4
    「笑い声が止まらん...」証明写真でエイリアン化して…
  • 5
    職場のメンタル不調の9割を占める「適応障害」とは何…
  • 6
    これぞ「天才の発想」...スーツケース片手に長い階段…
  • 7
    【クイズ】次のうち、「軍用機の保有数」で世界トッ…
  • 8
    「長女の苦しみ」は大人になってからも...心理学者が…
  • 9
    「何これ...」歯医者のX線写真で「鼻」に写り込んだ…
  • 10
    「触ったらどうなるか...」列車をストップさせ、乗客…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失…
  • 6
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 7
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅…
  • 8
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が…
  • 9
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 10
    イラン人は原爆資料館で大泣きする...日本人が忘れた…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中