小児性愛事件を暴かないトランプの「裏切り」にMAGA激怒、岩盤支持層に亀裂か
'We've been played': MAGA faces its own disappointment with Trump

ボンディ司法長官が配った「エプスタイン・ファイル」を掲げるインフルエンサーたち(2月27日、ホワイトハウス) Yuri Gripas/ABACAPRESS.COM
<変態億万長者エプスタインの少女買春ネットワークを暴くという使命に背き、彼の「顧客リスト」も他殺の証拠もないと結論付けたトランプ政権に、MAGA派が珍しく苛立ちを露わにしている>
極秘の暗殺計画や権力に隠れた小児性愛者を明らかにする――ドナルド・トランプ米大統領のこうした公約は長年、MAGA(アメリカを再び偉大に)派の強力な原動力となってきた。
多くは、トランプが大統領の座に返り咲けば、必ずや政府の隠蔽工作を暴いて真実を明らかにしてくれると確信していた。だが2期目のトランプ政権が発足して半年以上が経過した今、大々的に喧伝されてきたこれらの陰謀説は立ち消えになろうとしている。
2期目のトランプ政権は、移民の大規模送還から新たな貿易協定に至るまでのさまざまな公約の実現に向けて精力的な取り組みを行ってきた。だが、トランプが「歴代政権の重大な秘密を暴く」という約束を果たしていないことに、一部の支持者は幻滅し始めている。
エプスタイン「他殺説」を否定
MAGAがとりわけ深く失望しているのが、ジェフリー・エプスタインの「顧客リスト」といわゆる「ディープステート(闇の政府)」の問題だ。
著名な投資家で政財界に広い人脈を持つエプスタインは、少女らへの性的虐待や人身売買などの罪で起訴され、拘留中の2019年に死亡した。当局は自殺と判断したが、世界中の有力者を顧客に持つエプスタインは口封じのために殺されたと信じる者も多かった。しかしFBIは今月改めて、エプスタインの死因は自殺だとの結論を発表。陰謀論を否定されたMAGA派に怒りが広がっている。
「陰謀論がなければMAGAは成り立たない」と、米ニューヨーク市立大学ブルックリン校のエリック・アルターマン教授(ジャーナリズム)は言う。「陰謀論に証拠の有無は関係ない。自分の人生がなぜ思い通りにいかないのかを説明する物語が必要なだけだ」
衝撃的な秘密の暴露に対する期待こそ、MAGA時代の政治の特徴だ。UFO隠蔽疑惑からエプスタインの「顧客リスト」まで、トランプ支持者たちはひたすら政府の闇が暴かれるのを願ってきた。そしてトランプ自身も陰謀論を煽ってきた。
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