イスラエルをナチスと同類扱いした中国の戦狼外交官を米大使が「反ユダヤ主義」と非難
US Ambassador Calls Out Chinese Counterpart Over X Post: 'Untrained Puppy'
24日になってこれを批判したのが、ジョージ・グラス駐日米国大使だ。「現在は削除されているが、ナチス・ドイツとイスラエルを比較した投稿で、(薛は)衝撃的なレベルの反ユダヤ主義、無知、下品さをさらした」と批判した。
China's consul general in Osaka, @xuejianosaka, displayed a shocking level of antisemitism, ignorance, and vulgarity in a now-deleted post that compared Nazi Germany with Israel. He's not so much a wolf warrior as an untrained puppy. @GiladCohen_ @IsraelinJapan...
— ジョージ・グラス駐日米国大使 (@USAmbJapan) June 24, 2025
「彼は戦狼外交官というより、しつけのなっていない犬ころだ」とグラスは付け加えた。
「戦狼外交」とは2010年代に登場した用語で、中国政府高官の一部が好んで使った攻撃的な言論を駆使する外交スタイルのこと。薛はその代表格の一人で、過去にも過激な発言で知られている。
ナチスは第二次世界大戦中の1941年から1945年にかけて、ヨーロッパ在住のユダヤ人約600万人を殺害した。
現代のイスラエルは、パレスチナをユダヤ人とアラブ人の国家に分割するという国連の計画(現在の「2国家共存」案の元)に従って建国されたが、以来アラブ人(パレスチナ人)との争いが続いている。
ハマスによる2023年10月の攻撃への報復でイスラエルがガザに攻撃を開始して以来、イスラエルは国連当局や人権団体から、民間人も無差別に攻撃するやり方は戦争犯罪にあたると非難をされてきた。
イスラエル政府関係者は、自分たちの行動はハマスに対する自衛であり、民間人を狙ったものではないと主張する。ガザの保健省は、女性や子供を含む5万6000人以上が殺害されたと報告している。