金利:長期金利17年ぶり1.62%、超長期債対象の流動性供給入札結果は無難

現物市場では新発10年債利回り(長期金利)が0.5bp上昇の1.620%と2008年10月以来の高水準を更新した。写真は紙幣。2022年11月、都内で撮影(2025年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 26日 ロイター] - 現物市場では新発10年債利回り(長期金利)が0.5bp上昇の1.620%と2008年10月以来の高水準を更新した。時間外取引の米長期金利が4.29%付近まで上昇していることを背景に、円債は売りが優勢となっている。
財務省が午後0時35分に発表した流動性供給入札(残存期間15.5年超39年未満)の結果は、最大利回り格差が0.014%、平均利回り格差は0.005%。応札倍率は2.73倍と前回(1.99倍)から上昇した。
市場では「無難な結果だった」(国内運用会社ストラテジスト)との見方がでており、現状では相場の反応は限られている。
国債先物は後場に入っても弱含み継続。中心限月9月限は前営業日比11銭安の137円39銭近辺で取引されている。
OFFER BID 前日比
2年 0.865 0.873 0.003 12:43
5年 1.155 1.163 0.007 12:41
10年 1.616 1.623 0.004 12:43
20年 2.647 2.659 0.009 12:43
30年 3.208 3.222 0.007 12:43
40年 3.44 3.45 0.006 12:43