最新記事
スポーツ

カーリング世界選、日本代表チームを支えたのは日本人女性が作ったおにぎり弁当だった

2025年3月31日(月)16時00分
佐々木和義

世界女子カーリング選手権大会2025に出場した日本代表フォルティウスの近江谷杏菜、吉村紗也香、小野寺佳歩 Lee jeong woo / Ministry of culture, sports and Tourism of the Republic of Korea

<強豪たちを相手に熱戦を繰り広げた日本代表を支えた源は?>

3月15日から23日まで韓国・議政府(ウィジョンブ)市で「カーリング女子世界選手権2025」が開催された。韓国での開催は2009年以来2回目で、2026年ミラノ・コルティナダンペッツォオリンピックの出場権が争われた。日本からは、2月の「日本カーリング選手権大会 横浜2025」で優勝したフォルティウスが出場した。

ミラノ・コルティナ五輪のカーリング競技は男子・女子・ミックスダブルス(混合ダブルス)の3種目が行われる。女子は昨年3月にシドニーで行われた世界選手権と今大会の順位にもとづく上位7カ国、そして25年12月にカナダ・ケロウナで開催される世界最終予選の上位2カ国、これに開催国イタリアを加えた10カ国が出場する。

女子世界選手権2025は、出場13チーム総当たりでの予選に続いて、上位6チームによるプレーオフと決勝が行われ、カナダが2年連続19回目の優勝を果たした。2位はスイス、3位は中国、開催地・韓国は4位だった。アジアでは韓国と中国がミラノ・コルティナ五輪の出場権を獲得した一方、日本は4勝8敗で9位に終わり12月の世界最終予選で五輪出場権を争うことになる。

約1週間の大会期間中、日本チームを支えた日本人女性がいる。韓国ソウルで日本料理店を経営する岩嵜由佳さんと陸上日本代表チームの食事をサポートしている松谷紀枝子さんだ。管理栄養士の資格をもつ2人は朝6時から午後2時半まで、毎日2食、おにぎり弁当を調理した。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米の日鉄投資計画承認、日米の経済関係強化につながる

ワールド

米空母、南シナ海から西進 中東情勢緊迫化

ビジネス

ECB、政策の柔軟性維持すべき 不確実性高い=独連

ワールド

韓国、対米通商交渉で作業部会立ち上げ 戦略立案へ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:非婚化する世界
特集:非婚化する世界
2025年6月17日号(6/10発売)

非婚化・少子化の波がアメリカもヨーロッパも襲う。世界の経済や社会福祉、医療はどうなる?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「タンパク質」より「食物繊維」がなぜ重要なのか?...「がん」「栄養」との関係性を管理栄養士が語る
  • 2
    ブラッド・ピット新髪型を「かわいい」「史上最高にかっこいい」とネット絶賛 どんなヘアスタイルに?
  • 3
    「サイドミラー1つ作れない」レアアース危機・第3波でパニック...中国の輸出規制が直撃する「グローバル自動車産業」
  • 4
    サイコパスの顔ほど「魅力的に見える」?...騙されず…
  • 5
    林原めぐみのブログが「排外主義」と言われてしまう…
  • 6
    若者に大不評の「あの絵文字」...30代以上にはお馴染…
  • 7
    メーガン妃とキャサリン妃は「2人で泣き崩れていた」…
  • 8
    さらばグレタよ...ガザ支援船の活動家、ガザに辿り着…
  • 9
    ハルキウに「ドローン」「ミサイル」「爆弾」の一斉…
  • 10
    構想40年「コッポラの暴走」と話題沸騰...映画『メガ…
  • 1
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の瞬間...「信じられない行動」にネット驚愕
  • 2
    大阪万博は特に外国人の評判が最悪...「デジタル化未満」の残念ジャパンの見本市だ
  • 3
    「セレブのショーはもう終わり」...環境活動家グレタらが乗ったガザ支援船をイスラエルが拿捕
  • 4
    ブラッド・ピット新髪型を「かわいい」「史上最高に…
  • 5
    「サイドミラー1つ作れない」レアアース危機・第3波で…
  • 6
    ファスティングをすると、なぜ空腹を感じなくなるの…
  • 7
    今こそ「古典的な」ディズニープリンセスに戻るべき…
  • 8
    右肩の痛みが告げた「ステージ4」からの生還...「生…
  • 9
    アメリカは革命前夜の臨界状態、余剰になった高学歴…
  • 10
    脳も体も若返る! 医師が教える「老後を元気に生きる…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 3
    日本はもう「ゼロパンダ」でいいんじゃない? 和歌山、上野...中国返還のその先
  • 4
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊…
  • 5
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 6
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 7
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 8
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシ…
  • 9
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドロ…
  • 10
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中