最新記事
SDGsパートナー

沖縄・那覇のスイーツショップ「newQ」...人気商品のタルト、実は「サステナブル観光」を推し進める一品

2023年12月5日(火)10時00分
ニューズウィーク日本版編集部SDGs室 ブランドストーリー

サステナブルに観光に繋がる多様な取り組み

newQは開店以来、地元住民や観光客の口コミを通して広まり、多数のメディアにも取り上げられている。中でも、テイクアウトできる「ニューキュータルト」は連日完売になるほどの人気商品に成長。ティダパインの魅力を全国に広める一助となっている。

紙袋やショップカード、プレミアムギフトのパッケージには「FSC認証紙」などを使用し、環境に配慮。焼き菓子などには、贈答用としては出荷できないパインを加工して使用するなど、「地元の農業、水産業に貢献する、余すことなく使う」を目標に、サステナブル観光の取り組みを多岐に渡って展開している。

トリミング済みnewQ_パッケージ_5個_8.jpg

環境に優しい「FSC認証紙」などを使用した紙袋と「ニューキュータルト」のパッケージ

また、店内の壁には沖縄の伝統素材である「クチャ(沖縄の方言で「泥」のこと)」を使用。地域の美しい自然環境を守りながら、地元の伝統文化の継承と保護に貢献するとともに、観光客には環境に配慮した持続可能な観光体験を提供しているのだ。

今後は、ティダパインや黒糖の栽培を通して環境問題を伝える食育体験の提供や、規格外・廃棄になる沖縄の特産物を生かした商品の企画を通じて、沖縄の未来に向けての活動を拡大していく予定で、現地での雇用創出も兼ねて協業者を募っているという。

なお、newQ店内のベンチに使用しているチェアマットは、イギリス・ロンドンのAnanas Anam社によるヴィーガンレザーをマット生地として採用している。この生地は、パインの葉を70%以上使用したパインリーフ繊維から作られており、生態系への負荷を軽減し、地元資源の持続的な活用の促進に繋がるものだ。このように、日本企業が海外企業とも連携していくことで、SDGsの取り組みの輪が国際色豊かに広がっていくことを期待したい。

20240514issue_cover150.jpg
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2024年5月14日号(5月8日発売)は「岸田のホンネ」特集。金正恩会談、台湾有事、円安・インフレの出口……岸田文雄首相が本誌単独取材で語った「転換点の日本」

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


【20%オフ】GOHHME 電気毛布 掛け敷き兼用【アマゾン タイムセール】

(※画像をクリックしてアマゾンで詳細を見る)

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

日本製鉄、今期事業利益は前年比25%減の見通し 市

ワールド

中国銅輸入、4月は前月比‐7.6% 価格上昇で需要

ワールド

フィリピン第1四半期GDP、前年比+5.7%で予想

ビジネス

景気動向一致指数、3月は前月比2.4ポイント改善 
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:岸田のホンネ
特集:岸田のホンネ
2024年5月14日号(5/ 8発売)

金正恩会談、台湾有事、円安・インフレの出口......岸田首相がニューズウィーク単独取材で語った「次の日本」

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地ジャンプスーツ」が話題に

  • 2

    「恋人に会いたい」歌姫テイラー・スウィフト...不必要な「プライベートジェット三昧」に非難の嵐

  • 3

    「レースのパンツ」が重大な感染症を引き起こす原因に

  • 4

    日本の10代は「スマホだけ」しか使いこなせない

  • 5

    「自然は残酷だ...」動物園でクマがカモの親子を捕食…

  • 6

    この夏流行?新型コロナウイルスの変異ウイルス「FLi…

  • 7

    休養学の医学博士が解説「お風呂・温泉の健康術」楽…

  • 8

    テイラー・スウィフトの大胆「肌見せ」ドレス写真...…

  • 9

    ロシア軍兵舎の不条理大量殺人、士気低下の果ての狂気

  • 10

    いま買うべきは日本株か、アメリカ株か? 4つの「グ…

  • 1

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地ジャンプスーツ」が話題に

  • 2

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受ける瞬間の映像...クラスター弾炸裂で「逃げ場なし」の恐怖

  • 3

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国の研究チームが開発した「第3のダイヤモンド合成法」の意義とは?

  • 4

    屋外に集合したロシア兵たちを「狙い撃ち」...HIMARS…

  • 5

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミ…

  • 6

    外国人労働者がいないと経済が回らないのだが......…

  • 7

    「500万ドルの最新鋭レーダー」を爆破...劇的瞬間を…

  • 8

    テイラー・スウィフトの大胆「肌見せ」ドレス写真...…

  • 9

    「2枚の衛星画像」が伝える、ドローン攻撃を受けたロ…

  • 10

    サプリ常用は要注意、健康的な睡眠を助ける「就寝前…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 4

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 5

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 6

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 7

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 8

    NASAが月面を横切るUFOのような写真を公開、その正体…

  • 9

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地…

  • 10

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中