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メンタルヘルス

夏の終わりに襲い掛かる「8月病」...心理学のプロが伝授する「夏の憂鬱」に打ち勝つ方法

Feeling Anxious? It's Not Just You—The 'August Scaries' Are Very Real

2025年8月19日(火)19時18分
リディア・パトリック

秋の始まりに小さな楽しみを計画する――たとえば週末の小旅行や、季節の風物詩を楽しむこと――こうした工夫によって、8月の憂鬱は「終わりへの不安」から「これからへの期待」へと切り替えられる。

公認メンタルヘルスカウンセラーのアディナ・ババド氏は本誌の取材に対し、「季節の変わり目は、時間の流れを意識させられることで、人生の意味を意識させるような感情を引き起こしやすい」と語る。

「特に夏は、多くの人にとって『自由』と結びついている。子どもの頃の『夏休み』の記憶がそう感じさせる人もいれば、日照時間が長いことで気分が上向きになるため、夏にポジティブな印象を持つ人も多い」とババド氏は説明する。

彼女は、そうした気分の切り替えに役立つ具体的な方法として、「この夏のハイライトを振り返ること」「これからの数か月で楽しみにしていることをリスト化すること」、さらに「喜びや人とのつながりを感じられるイベントや活動を積極的に計画すること」を勧めている。

「オーガスト・スケアリーズ」がTikTokを席巻

TikTokユーザーの@lmoneyy222もこの感覚に共感し、「みんな、また『オーガスト・スケアリーズ』が来た。この感じ、毎年ほんとに嫌になる」と投稿している。

@kaitlyngaleもTikTok動画で同じような気持ちを語り、8月の「ほろ苦さ」に対する嘆きを共有している。

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