最新記事
身だしなみ

「清潔と清潔感は違う...」 変えるだけで営業成績がぐんぐん上がる!?言葉より信頼される身体の部位とは

2025年3月11日(火)15時23分
丸山 ゆ利絵 (日本初のプレゼンス・コンサルタント)*PRESIDENT Onlineからの転載

ここを変えたら年収が変わった、という話

ここでひとつ問題です。ある高額金融商品を扱っている男性営業担当者は成績が伸びず、悩んでいました。そこでアドバイスをもらおうと、ある人に自分の営業のデモを見てもらったところ、身体のある部分をすぐ変えなさいと言われました。

アドバイスどおりに変えてみたら、そこからぐんぐんと営業成績が上がり、ついに年収が大幅アップしたのです。さて、この人がアドバイスで変えた部分とは何でしょう?

この答え、じつは「爪」です。その人は営業中、見込み客の前で商品のパンフレットで数字などを指しながら「利益は○円が見込めますよ」「○○の資金にもなります」など商品購入によるバラ色の未来を説明していましたが、そのときに目に入る爪は自分で無骨に切り揃えてワキはカサカサで真っ白。

そのみすぼらしい爪と高額金融商品に大きなギャップがあり、素敵な数字やバラ色の未来が「うそ」にも見えたのです。

この営業担当者にアドバイスしたのは私です。幸いなことに、その人は素直な人で、すぐにネイルサロンに行って爪の形を整えて甘皮をカットし、適度なツヤに磨いてもらいました。

そして、爪も含めて、自分が売る商品がお客様にもたらすであろう豊かな未来と自分のイメージにずれがないように配慮するようになりました。

爪ひとつでも言葉とギャップがあると信頼されにくい

それによって本当に営業成績が変わってきたのです。言葉と話しているその人の印象のギャップが薄れたことで、言っていることがお客様に信頼されやすくなってきたのです。

人々が他人から受け取るメッセージは「言葉」よりも見た目や態度などの「非言語要素」が大きく影響することがわかっています。また、非言語要素はほとんどの場合において、理論や思考より感覚や感情にダイレクトにすばやく伝わります。

言葉がどんなに巧みでも、感覚で受け取ったものひとつでまったく違う印象を相手に伝えることもあるのです。清潔感とともに、感覚に伝わる部分を意識すれば、あなたは自然に信頼される印象になります。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、ハーバード大の免税資格剥奪を再表明 民

ビジネス

米製造業新規受注、3月は前月比4.3%増 民間航空

ワールド

中国、フェンタニル対策検討 米との貿易交渉開始へ手

ワールド

米国務長官、独政党AfD「過激派」指定を非難 方針
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
2025年5月 6日/2025年5月13日号(4/30発売)

「ゼロから分かる」各国・地域情勢の超解説と時事英語

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得る? JAXA宇宙研・藤本正樹所長にとことん聞いてみた
  • 2
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に高く、女性では反対に既婚の方が高い
  • 3
    インドとパキスタンの戦力比と核使用の危険度
  • 4
    日々、「幸せを実感する」生活は、実はこんなに簡単…
  • 5
    目を「飛ばす特技」でギネス世界記録に...ウルグアイ…
  • 6
    宇宙からしか見えない日食、NASAの観測衛星が撮影に…
  • 7
    インド北部の「虐殺」が全面「核戦争」に発展するか…
  • 8
    タイタニック生存者が残した「不気味な手紙」...何が…
  • 9
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 10
    金を爆買いする中国のアメリカ離れ
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 3
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新研究】
  • 4
    ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドロ…
  • 5
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 6
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に…
  • 7
    マリフアナを合法化した末路とは? 「バラ色の未来…
  • 8
    タイタニック生存者が残した「不気味な手紙」...何が…
  • 9
    インド北部の「虐殺」が全面「核戦争」に発展するか…
  • 10
    私の「舌」を見た医師は、すぐ「癌」を疑った...「口…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 5
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 6
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 7
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 8
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 9
    クレオパトラの墓をついに発見? 発掘調査を率いた…
  • 10
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中