株価にも影響が...シドニー・スウィーニー「炎上広告」でアメリカンイーグルが掴んだ「大勝利」とは?
American Eagle Scores Big Win Amid Sydney Sweeney Ad Backlash

ニューヨークのタイムズスクエアにあるアメリカンイーグルの店舗上部に設置された電子看板に、ジーンズ広告キャンペーンに起用された女優シドニー・スウィーニーの映像が映し出された(2025年7月29日) Anthony Behar/Sipa USA via Reuters Connect
<キャンペーンには「優生学的」「白人至上主義」との批判が殺到したが、広告効果は抜群だった──>
ファストファッションブランド「アメリカンイーグル(American Eagle)」のインスタグラムのフォロワー数が、女優シドニー・スウィーニー(Sydney Sweeney)を起用した広告キャンペーンをきっかけに急増している。
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アメリカンイーグルは7月23日、ドラマ『ユーフォリア』や『ホワイト・ロータス』で知られるスウィーニーを起用したCMを公開し、ネット上で大きな反響を呼んだ。
広告でスウィーニーは、「遺伝子は親から子へ受け継がれ、髪や瞳の色、性格などを決めることがある」「私のジーンズは青」と語る。
このセリフをめぐり、一部の批評家は「jeans(ジーンズ)」と「genes(遺伝子)」をかけた言葉遊びに「白人至上主義」の含みがあると指摘。一方で、単なる巧妙なマーケティングだとして、この主張に反論する声も上がった。
8月1日、アメリカンイーグルはSNSに声明を投稿し、今回のキャンペーンを擁護した。
「『シドニー・スウィーニーは素晴らしいジーンズを持っている(Sydney Sweeney Has Great Jeans)』は、これまでも、そしてこれからもジーンズのことだけを指している。彼女のジーンズ、彼女の物語だ。私たちはこれからも、誰もが自分らしく自信を持ってAEのジーンズを履く姿を称え続ける。素晴らしいジーンズは誰にでも似合う」