吉野家がぶちあげた「ラーメンで世界一」は茨の道だが勝機あり...一風堂でも日高屋でもない、戦略をマネすべき「有名飲食チェーン」とは?
吉野家が「世界一」を野望に掲げている以上、おそらく吉野家自身もこの第三の成功者を視野に入れていると思われます。それが海外で成長するラーメン店です。この海外戦略ジャンルには具体的に2社、成功例というべき先行者が存在します。一風堂と味千ラーメンです。
「一風堂」の海外戦略を真似できない吉野家の事情
一風堂を運営する力の源ホールディングスは国内156店(うち134店が一風堂、2025年3月末時点)が約156億円を売り上げる一方で、海外140店(2024年12月末時点)で売り上げ約147億円と非常にバランスのいい成長をしています。もう一方の味千ラーメンはもともとは熊本ローカルのラーメン店でしたが中国で約600店とよく名前が知られるラーメンチェーンです。
味千ラーメンについては2000年代から2010年代にかけて大成功しましたが、近年は現地で失速し始めたというニュースがあります。ただ、この記事では進出の成功例として取り上げさせていただきます。
では、海外で成功している2社のそれぞれの戦略を分析したうえで、その戦略を吉野家がトレースできるかどうかを考えてみましょう。
まず一風堂ですが、海外140店舗の成功を見ると大きな特徴があります。それは進出する国が14カ国にばらけているうえに、国ごとに味やメニューが異なるのです。これはラーメンのある意味で宿命のようなものですが、世界各国の文化や宗教の違いで、たとえばイスラム圏では豚はダメとか、欧米では魚介スープが避けられるといった違いが生まれます。
若干補足しますと、一口に欧米といっても地中海沿岸の都市やボストン、サンフランシスコ、シアトルのように魚介類が多く食べられる地域はたくさんあります。ただ日本の魚介スープ特有の煮干しやかつお節といった個性の強い風味が苦手だという人が意外と多いという話です。
こういった違いにあわせて一風堂の場合、イスラム圏のインドネシアではムスリム向けのハラル業態を開始するための商品を開発したり、ニューヨークやカルフォルニアではあえてプラントベースのラーメン店を立ち上げたりと各地で異なる工夫をしています。
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