最新記事
教養

2023年、最も読まれたビジネス書は? 書籍の要約サービス「flier」がランキングを発表

2023年12月22日(金)11時09分
flier編集部
ビジネス書ランキング

Billion Photos/Shutterstock

<書籍の要約サービス「flier」が、ユーザー閲覧数から導き出した2023年の人気書籍ランキングTOP10を発表した>

フライヤーは2023年6月に会社設立10周年を迎えましたが、この10年間を支えてくださったとも言える『7つの習慣 完訳版』が、昨年に引き続き年間1位となりました! そのほか、5位の『本当の自由を手に入れる お金の大学』、8位の『人は話し方が9割』、9位の『「すぐやる人」と「やれない人」の習慣』、10位の『いつも機嫌がいい人の小さな習慣』はいずれもロングセラーであり、フライヤーでもランキングの常連となっている人気作です。

人生の深層を映し出した7位の『限りある時間の使い方』(2022年6月刊)も、今後ロングセラーとなる力を感じる書籍です。数多く刊行されるビジネス書のなかで定番となっていく本は、フライヤーでも愛され続けていることが伺えます。
(※この記事は、本の要約サービス「flier(フライヤー)」からの転載です)

もちろん、トレンドをつかんでいる新刊もしっかり輝いています。4位の『先読み!IT ×ビジネス講座 ChatGPT 対話型AIが生み出す未来』は、2022年11月に公開されて以降あっという間にインターネットの「インフラ」へと潜り込んだとも言えるChatGPTについて、日本語で初めて刊行された一般的な解説本で、相当な注目を集めました。

コミュニケーションに関係した書籍も変わらず人気があり、2位『頭のいい人が話す前に考えていること』、3位『聞き方の一流、二流、三流』、6位『「説明が上手い人」がやっていることを1冊にまとめてみた』はまさに、「伝えること」「伝わるための関係性のつくり方」にフォーカスした本です。リモート会議が常態化したいま、これまでよりも「スマートなコミュニケーション」へのニーズが高まっていることを感じます。

また、今年の少し変わった傾向として、「青い表紙の本が強い」というトレンドもありました。これまで、ベストセラーとなる本は蛍光灯にもよく映える白色が中心でしたが、2位の『頭のいい人が話す前に考えていること』は爽やかなスカイブルーが特徴。書店でぱっと目を引きますし、柔らかい印象も受けます。こうした「本の顔」からトレンドを探るのも楽しいですね。

アフターコロナの流れのなか、世界的には戦争のニュースも絶えませんが、だからこそ、日常の習慣やコミュニケーションを大事にしていきたい思いが、ランキング全体から伝わってきます。そうして「自分の軸」を保ち、普段から良好な関係性を育んでいれば、暗い出来事を見聞きしても、日々を前向きに過ごしていけそうです。

気になる書籍がございましたら、まずは要約からチェックいただけますと幸いです。

2022年の年間ランキングはこちら(https://www.flierinc.com/column/rankings2022b)から。

※ランキングはflier有料会員の閲覧にもとづいて作成されています。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

トランプ氏、8月下旬から少なくとも8200万ドルの

ビジネス

クーグラー元FRB理事、辞任前に倫理規定に抵触する

ビジネス

米ヘッジファンド、7─9月期にマグニフィセント7へ

ワールド

アングル:気候変動で加速する浸食被害、バングラ住民
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界最高の投手
特集:世界最高の投手
2025年11月18日号(11/11発売)

日本最高の投手がMLB最高の投手に──。全米が驚愕した山本由伸の投球と大谷・佐々木の活躍

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 2
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃度を増やす「6つのルール」とは?
  • 3
    ヒトの脳に似た構造を持つ「全身が脳」の海洋生物...その正体は身近な「あの生き物」
  • 4
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 5
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 6
    「不衛生すぎる」...「ありえない服装」でスタバ休憩…
  • 7
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前…
  • 8
    「イケメンすぎる」...飲酒運転で捕まった男性の「逮…
  • 9
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 10
    「腫れ上がっている」「静脈が浮き...」 プーチンの…
  • 1
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 2
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 3
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前に、男性が取った「まさかの行動」にSNS爆笑
  • 4
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 5
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一…
  • 6
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 7
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 8
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 9
    「イケメンすぎる」...飲酒運転で捕まった男性の「逮…
  • 10
    筋肉を鍛えるのは「食事法」ではなく「規則」だった.…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 7
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 10
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中