植田総裁は失政を繰り返すのか?
就任直後から引締め政策に対して慎重にみえた植田総裁は、性急な利上げに踏み出さないのだろう、と筆者は期待を込めて予想していた。ただ残念ながら、利上げに反対する審議委員メンバーの反対を軽視して、植田総裁らは追加利上げに動いた。この判断を筆者は理解できないのだが、邪推ではあるが、岸田政権が円高誘導に踏み出したことをうけて、自己保身の為に植田総裁は引締め政策を強めたのではなかろうか。
植田総裁は、デフレの番人として失敗を繰り返しつつある
冒頭で紹介したが、植田総裁に大きな期待は難しい、との筆者の判断はどうやら正しかったようである。「和製バーナンキ」として黒田総裁の後継者として政策姿勢が保たれるのではないか、との筆者の期待はほぼ潰えてしまったと感じている。速水総裁時代の2000年8月の日銀のゼロ金利解除は歴史的な失敗として後世に残っているが、当時審議委員だった植田総裁は、デフレの番人として失敗を繰り返しつつあるのかもしれない。日本株下落・円高が反転するには、日本銀行の政策修正が必要だと筆者は考えている。
(本稿で示された内容や意見は筆者個人によるもので、所属する機関の見解を示すものではありません)

アマゾンに飛びます
2025年9月16日/23日号(9月9日発売)は「世界が尊敬する日本の小説36」特集。優れた翻訳を味方に人気と評価が急上昇中。21世紀に起きた世界文学の大変化とは
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
石破首相退陣、次は誰か? 日本株のリターンが米国株を大きく上回る期待のシナリオ 2025.09.08
トランプ大統領のFRBへの政治圧力・利下げ要求は株式市場のリスクか? 2025.09.04
「必然だった」日経平均の最高値更新...なぜ出遅れたか、米国・日本の経済の今後は? 2025.08.14
続投宣言の石破首相は理解できない、有権者が「現金給付」に嫌悪感を抱く理由 2025.07.22
変調を迎えた日本経済...参院選に「減税政策への追い風」が及ぼす影響は 2025.07.08
都議選の敗因を「誤解」する自民党、国難に直面する「重税国家」日本にいま必要なもの 2025.06.25
-
外資系製造業大手の総務アウトソーシングのアシスタン 永田町駅
株式会社スタッフサービス ITソリューション
- 東京都
- 月給23万5,000円~
- 正社員
-
生成AI商材/大手外資系「インサイドセールス「SV候補」」/その他コンサルティング系
ブリッジインターナショナル株式会社
- 東京都
- 年収340万円~450万円
- 正社員
-
東京/外資系企業/受付・事務/未経験OK・英語活かせる・月26万~ 20代・30代活躍中/土日祝休み
グローブシップ・ソデクソ・コーポレートサービス株式会社
- 東京都
- 月給26万円~32万円
- 正社員
-
経理/在宅あり/外資系アパレルで経理事務/年収~590万円 経理「経理事務」・英文経理
ランスタッド株式会社
- 東京都
- 月給27万5,000円
- 正社員