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ロシア軍事パレード、昨年からの「大きな変化」が示すプーチンの心情...中露の結束もアピール
中国の習近平国家主席、ブラジルのルイス・イナシオ・ルーラ・ダシルバ大統領を招き、ロシアがグローバルサウスの主要国であることをアピール。スロバキアのロベルト・フィツォ首相の出席は西側の綻びを浮き彫りにした。朝鮮人民軍の将軍ともプーチンは握手を交わした。
プーチンと習主席はクレムリンでの会談後、新時代に向けた包括的戦略協力パートナーシップのさらなる深化に関する共同声明に署名した。世界戦略の安定に関する共同声明や国際法の権威維持のための協力のさらなる強化に関する共同声明も発表した。
「戦勝を祝ったこの日、プーチンはおそらく満足している」
人民日報系国際版、環球時報の社説(10日付)は「米国は複数の国連機関や国際機関から脱退し、貿易戦争の脅威により世界市場を混乱させている。こうした動きは国際社会の懸念を一層深めている」とグローバルサウスが求める公平性や正義を体現する中露の結束を強調した。
英王立防衛安全保障研究所(RUSI)のマーク・ガレオッティ上級研究員は英誌スペクテイターへの寄稿(9日付)で「ロシア人の大多数はウクライナとの和平交渉を望んでいる。SNSには『赤の広場の戦車は子供たちの将来によって支払われている』と書き込まれている」と指摘する。
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