金総書記、韓国国会議長と握手 中国の抗日戦勝記念式典で

9月3日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記と韓国の禹元植国会議長が、中国の北京で開催された抗日戦争勝利80年記念式典で、握手を交わした。ソウルで2024年12月撮影(2025年 ロイター/Kim Hong-Ji)
[ソウル 3日 ロイター] - 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記と韓国の禹元植国会議長が3日、中国の北京で開催された抗日戦争勝利80年記念式典で、握手を交わした。国会議長室が明らかにした。
禹議長は韓国代表として式典に参加していた。軍事パレードの開始前に握手を交わしたという。その時の様子について聯合ニュースは関係者の話として、最後に会ってから7年経ちましたねと議長が話しかけたが、金氏は「はい」と答えただけだったと報じた。
議長は2018年、当時の韓国の文在寅大統領が金正恩氏と首脳会談を行った際に同席していた。
北朝鮮はこれまでのところ、韓国側からの対話の申し出を拒否している。
禹議長は北京でロシアのプーチン大統領とも面会。プーチン氏から金総書記に伝言できることはあるかと尋ねられたという。
禹議長は、困難な状況にもかかわらず、朝鮮半島の平和を築くことが今「非常に重要だ」と答えた。