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トルコ第2四半期GDP、4.8%増と予想上回る

2025年09月02日(火)07時33分

 9月1日、トルコ統計庁が発表した2025年第2・四半期の国内総生産(GDP)は前年同期比で4.8%増え、伸び率はロイターがまとめた市場予想の4.1%を上回った。イスタンブールで2023年11月撮影(2025年 ロイター/Umit Bektas)

[イスタンブール 1日 ロイター] - トルコ統計庁が1日発表した2025年第2・四半期の国内総生産(GDP)は前年同期比で4.8%増え、伸び率はロイターがまとめた市場予想の4.1%を上回った。エコノミストらは、前年同期より稼働日数が多かったことや、比較対象となった前年同期が低調だったことが大きな伸びにつながったとの見方をしている。

前期比(季節・暦年調整後)では1.6%伸びた。

政府は25年のGDPが前年より4%増えると予測しており、今月上旬に予測を更新する見込みだ。市場予想では2.9%増が予想されている。

統計庁は同時に、第1・四半期の成長率を従来の2%から2.3%へ上方改定。24年も3.2%から3.3%へ小幅に引き上げた。

トルコ中央銀行は昨年12月に政策金利の1週間物レポ金利の引き下げを開始。しかし、エルドアン大統領が主要な政敵とみなすイスタンブール市長のエクレム・イマモール氏が今年3月に拘束、収監されたことによる市場の不安定化を受けて4月に利上げした。

ただ、7月の消費者物価指数(CPI)の前年同月比上昇率が33.52%まで鈍化したことを受け、中銀は金融緩和路線に回帰している。CPIは24年に最大で約75%に達していた。

ロイター
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