ニュース速報
ワールド

豪賃金、第2四半期は前年比+3.4%で変わらず 公共部門が下支え

2025年08月13日(水)12時40分

 8月13日、オーストラリア統計局が発表した第2・四半期の賃金価格指数(WPI)上昇率は前年比3.4%と、第1・四半期から変わらずだった。写真はシドニーのショッピングモールで2024年7月撮影(2025年 ロイター/Jaimi Joy)

Stella Qiu

[シドニー 13日 ロイター] - オーストラリア統計局が13日発表した第2・四半期の賃金価格指数(WPI)上昇率は前年比3.4%と、第1・四半期から変わらずだった。

前期比の上昇率は0.8%で、市場予想と一致した。

民間部門の賃金は前年比3.4%上昇。公共部門は賃上げがさかのぼって適用されたことで3.7%上昇した。

オックスフォード・エコノミクス・オーストラリアのマクロ経済予測責任者ショーン・ラングケーク氏は「労働市場は軟化しており、最終的に賃金上昇の重しとなるだろうが、まだそこまでには至っていない」と指摘。

「3.4%の賃金上昇率は、特に生産性の伸びの低迷が続いた場合、労働コストを高止まりさせる。これはオーストラリア準備銀行(中央銀行)が追加利下げに対し慎重な姿勢を取ることを意味する」と述べた。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

日米、80兆円投資で協議体設置へ 医薬品・半導体分

ワールド

モディ氏、来月の国連総会に合わせてトランプ氏と会談

ワールド

南ア失業率、第2四半期は33.2% 2四半期連続上

ビジネス

米中小企業景況感、7月は上昇 不透明感は強まる
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:Newsweek Exclusive 昭和100年
特集:Newsweek Exclusive 昭和100年
2025年8月12日/2025年8月19日号(8/ 5発売)

現代日本に息づく戦争と復興と繁栄の時代を、ニューズウィークはこう伝えた

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「長女の苦しみ」は大人になってからも...心理学者が教える「長女症候群」からの抜け出し方
  • 2
    【クイズ】アメリカで最も「盗まれた車種」が判明...気になる1位は?
  • 3
    これぞ「天才の発想」...スーツケース片手に長い階段の前に立つ女性が取った「驚きの行動」にSNSでは称賛の嵐
  • 4
    産油国イラクで、農家が太陽光発電パネルを続々導入…
  • 5
    【徹底解説】エプスタイン事件とは何なのか?...トラ…
  • 6
    「触ったらどうなるか...」列車をストップさせ、乗客…
  • 7
    イラッとすることを言われたとき、「本当に頭のいい…
  • 8
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大…
  • 9
    トランプ「首都に州兵を投入する!」...ワシントンD.…
  • 10
    「古い火力発電所をデータセンターに転換」構想がWin…
  • 1
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を呼びかけ ライオンのエサに
  • 2
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの母子に遭遇したハイカーが見せた「完璧な対応」映像にネット騒然
  • 3
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大ベビー」の姿にSNS震撼「ほぼ幼児では?」
  • 4
    イラン人は原爆資料館で大泣きする...日本人が忘れた…
  • 5
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医…
  • 6
    【クイズ】次のうち、「軍用機の保有数」で世界トッ…
  • 7
    職場のメンタル不調の9割を占める「適応障害」とは何…
  • 8
    イラッとすることを言われたとき、「本当に頭のいい…
  • 9
    これぞ「天才の発想」...スーツケース片手に長い階段…
  • 10
    「触ったらどうなるか...」列車をストップさせ、乗客…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 6
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅…
  • 7
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が…
  • 8
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 9
    イラン人は原爆資料館で大泣きする...日本人が忘れた…
  • 10
    12歳の娘の「初潮パーティー」を阻止した父親の投稿…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中