イスラエルGDP、第1四半期は年率3.4%増 ガザ紛争が重し

イスラエル統計局が18日発表した第1・四半期の国内総生産(GDP)の第1次推定値は前期比年率3.4%増となり、ロイター調査による予想コンセンサスの3.5%とほぼ一致した。5月16日、イスラエルとガザの国境線(2025年 ロイター/Ammar Awad)
Steven Scheer
[エルサレム 18日 ロイター] - イスラエル統計局が18日発表した第1・四半期の国内総生産(GDP)の第1次推定値は前期比年率3.4%増となり、ロイター調査による予想コンセンサスの3.5%とほぼ一致した。パレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスとの戦闘が引き続き重しになった。
国民1人当たりのGDPは2.2%増加した。
昨年第4・四半期のGDP伸び率は年率2.1%から1.9%に改定された。
ガザ紛争により、2023年のGDP伸び率は1.8%、24年は1.0%となった。
イスラエル銀行(中央銀行)は先月、25年の成長率見通しを4.0%から3.5%に下方修正した。