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北朝鮮が核実験強行なら強く抗議、米・韓などと連携=安倍首相

2017年09月03日(日)13時47分

 9月3日、安倍晋三首相は午後、北朝鮮付近で自然の地震とは異なる地震波を感知し、北朝鮮が核実験を強行した可能性があると指摘した。写真は先月3日撮影(2017年 ロイター/Kim Kyung-hoon)

[ 3日  東京 ロイター] - 安倍晋三首相は3日午後、北朝鮮付近で自然の地震とは異なる地震波を感知し、北朝鮮が核実験を強行した可能性があると指摘した。そのうえで核実験を強行したとすれば、断じて容認できず、強く抗議しなければならないと表明した。首相官邸で記者団に述べた。

また、安倍首相は米、韓、中、露の関係国と連携を取るよう政府関係者に指示したことを明らかにした。この後、安倍首相は国家安全保障会議を開催し、情報の収集に全力を挙げる方針を示した。

菅義偉官房長官は、同日午後の会見で、気象庁が観測した地震波について説明した。それによると、地震は3日午後零時29分57秒に北緯41度3分、東経129度1分の位置で観測され、深さはゼロキロ、マグニチュード6.1だった。

菅官房長官は、過去の事例から北朝鮮が核実験を実施したことによる地震波の可能性があると指摘。

安倍首相からは、関係省庁による情報の収集と分析、国民への適格な情報提供、米、韓、中、露など関係諸国と連携することの3点の指示があった、と述べた。

*内容を更新して再送します。

(田巻一彦)

ロイター
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