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私用メール問題、有権者は「正しい決断」すると確信=クリントン氏
5月26日、米大統領選の民主党候補指名が濃厚なヒラリー・クリントン氏は、国務長官時代に公務で私用メールを使っていた問題で、国務省が規則違反と批判したことを受け、有権者の懸念は認識しているとした上で、有権者が「正しい決断」をすると確信している、と述べた。写真はカリフォルニア州サンフランシスコで撮影(2016年 ロイター/Stephen Lam)
[ワシントン 26日 ロイター] - 米大統領選の民主党候補指名が濃厚なヒラリー・クリントン氏は、国務長官時代に公務で私用メールを使っていた問題で、国務省が規則違反と批判したことを受け、有権者の懸念は認識しているとした上で、有権者が「正しい決断」をすると確信している、と述べた。
国務省監察総監室(OIG)がまとめた報告書は、クリントン氏が公務で私用電子メールアドレスを使っていたことについて、事前に国務省セキュリティー当局の承認を得ておらず、公務での私用メールの使用自体が国務省規則に違反していると指摘した。
クリントン氏は、MSNBCとのインタビューで「この問題について人々が懸念していることは認識している」としたうえで、有権者は、私が掲げていることと、共和党候補指名を確実にしたドナルド・トランプ氏の脅威の全体像に目を向けて正しい決断をすると確信している、と語った。
この件で連邦捜査局(FBI)による事情聴取が予定されているかとの質問にたいしては「ノー」と答えたが、昨年8月から事情聴取に応じる意向を伝えているとし、この問題が解決されることを望んでいると語った。
私用メールを使ったことは誤りだったと認め、「報じられていることは、これまでの私の主張と一致している。歴代長官も私用メールを使っていた。規則は私の退任までは明確ではなかった」と弁明した。