なぜ日本は「運が悪く」なったのか?...株価78倍に成長、ドンキ創業者が明かす「運がいい人」特有の考え方とは
パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス創業会長兼最高顧問の安田隆夫氏
<ドン・キホーテ創業者・安田隆夫氏は、右肩下がりの日本社会で、なぜ会社を2兆円規模に成長させることができたのか。理由を明かすときが来た──>
「運がいい人」と「悪い人」は、何が違うのか? 運は人の力ではコントロールできない「偶然」と捉えられがちだが、実は行動の積み重ねで流れが変わることもある。
日本の資産運用会社レオス・キャピタルワークスのYouTubeチャンネル「お金のまなびば!」の動画「成功者は運をどう使う?ドンキ創業者の戦略と思考法【安田隆夫×藤野英人】」では、運を引き寄せて成功につなげる方法が紹介されている。
対談に登場したドン・キホーテ(株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス)創業者で会長兼最高顧問の安田隆夫氏は昨年、『運 ドン・キホーテ創業者「最強の遺言」』(文春新書) を上梓した。同氏は執筆のきっかけについてこう話す。
「戦後の日本は、何もない廃墟からアメリカに次ぐGDP2位にまで成長した。私たちが最初の拠点を作ったのは、まさに日本が頂点を迎えた昭和の終わり。その後の40年間で社会全体が右肩下がりになるなか、私たちはゼロから2兆円を超える企業に成長した。その理由について、言語化できない部分を『運』という大きな言葉に収めて表現しようと思った。それが社会への私なりの貢献であり、日本に返すべき使命だと考えている」
日々、運について考えることが多いというレオス・キャピタルワークス社長の藤野英人氏は、安田氏の考え方に共感。運用会社は「運を用いる会社」であり、「人生のほとんどは運だと思っている」と語る。
ただし藤野氏は、「運を天に任せる」といった投げやりな方法ではなく、出てきた目をどう見計らい、どう利用し、悪い影響を小さくするかが大事だという。どういうことなのだろうか。
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