コラム

関税で大混乱時代「ファンドマネージャーは現金比率を調整している 」...個人投資家はどう備える?

2025年07月28日(月)16時53分
レオス・キャピタルワークス代表取締役社長 藤野英人氏

レオス・キャピタルワークス代表取締役社長 藤野英人氏

<災害から各国政府の急激な方針転換まで、あらゆる理由で株価の大暴落は起こり得る。予測不能な乱高下に備えて「誰もができる」こととは?>

天変地異から経済的イベント、各国の政策など、さまざまな要因によって突然起こる株価の大暴落。

予測不能な大暴落に備えて投資初心者は何をすべきなのか、また、暴落が「起きてしまった」とき、どんな手が打てるのか──。

【動画】プロ投資家が解説する「株価の大暴落への備え方」...個人投資家にとっての「正解」は?

日本の資産運用会社レオス・キャピタルワークス社長の藤野英人氏は「素早い判断」がカギを握ると語る。

本記事では、同社が運営するYouTubeチャンネル「お金のまなびば!」 の動画「投資初心者も必見!現金の重要性とつみたて投資の強みを再確認」(2025年6月12日公開)の内容から一部を紹介する。

◇ ◇ ◇

大暴落にはさまざまな要因があるが「予測はできない」。リーマンショック・ITバブル崩壊・新型コロナショックを経験してきた藤野氏は、まずは「起きたこと」に素早く判断を下すのが重要だと語る。

マーケット暴落の初期であれば、2回目、3回目の暴落の波が来る前に、株を売る、もしくは買うというのも選択肢の1つだ。

プロフィール

藤野英人

レオス・キャピタルワークス 代表取締役会長兼社長、CIO(最高投資責任者)
1966年富山県生まれ。国内・外資大手資産運用会社でファンドマネージャーを歴任後、2003年にレオス・キャピタルワークスを創業。日本の成長企業に投資する株式投資信託「ひふみ投信」シリーズを運用。投資啓発活動にも注力しており、東京理科大学MOT上席特任教授、早稲田大学政治経済学部非常勤講師、日本取引所グループ(JPX)アカデミーフェロー、一般社団法人投資信託協会理事を務める。主な著書に『投資家みたいに生きろ』(ダイヤモンド社)、『投資家が「お金」よりも大切にしていること』(星海社新書)、『さらば、GG資本主義――投資家が日本の未来を信じている理由』(光文社新書)、『「日経平均10万円」時代が来る!』(日経BP 日本経済新聞出版)など。

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