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学習時間より成績に影響... コロナ禍で「勉強のやり方」が分からない子どもが7割に?
コロナ禍は、体験学習や学校での先生や友だちとのコミュニケーションの機会を減らすというマイナス面がありますが、本調査では「保護者による子どもの学習面へのかかわり」や「親子の会話」の増加というプラス面も見られました。
21年の調査と比べると、「勉強の意義や大切さを伝える」「勉強の面白さを伝える」「勉強の計画の立て方を教える」「いい(高校や)大学を卒業することは大切だと言う」はどの学校段階でも増加し、小学生では「勉強の内容を教える」、中高生では「勉強で悩んだときに相談にのる」も増えました。
親子での会話は、友人、勉強や成績、将来や進路、社会ニュースについてなど全般的に増えており、もともと父親と比べて母親との会話は多い傾向ですが、小学生で特に母親との会話頻度が増加しました。
ベネッセ教育総合研究所は、保護者の働きかけのヒントとして、①子どもができない状況にイライラしない、②自分で考えさせ、決めさせる、③子どもが決めたことを文字にして、見えやすい場所に置いて「見える化」する、④1日の終わりに振り返りをする、などを挙げ、子どもが試行錯誤して自分に合った勉強法を身に付けるプロセスを、一歩引いて支援するイメージを持ちたいとしています。
コロナ禍の自宅学習を機に、教育現場でのICT機器(PC、ペンタブレット、プロジェクタなどの情報通信機器のこと)利用は加速しています。紙の教材では表現が難しい動画による視聴覚的な表現や、手軽に反復学習ができること、達成度が可視化されることなど優れた点は多くありますが、保護者の間には「深く思考しなくなりそう」「うまく使える子と使えない子とで学力格差が広がりそう」などと心配する声も増えています。
アフターコロナが近づいていますが、せっかく増えた親子での学習や対話の時間を減らすことなく、デジタル機器で懸念のある部分を補っていけたらよいですね。

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