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NYで生きる!ワーキングマザーの視点

ベイリー弘恵|アメリカ

魚拓って日本の芸術だったっけ?アレックス・ヨーク

©iStock

ニューヨークの日系テレビで、ニュース番組はもちろん、バラエティー番組ではラーメン取材を行ったりと、すでにおなじみ芸能人アレックス・ヨークに取材させていただいた。彼の流暢な日本語は、私のボキャブラリー以上。取材中は、私のほうが幼稚な言葉を使ってるようで、恥ずかしかった。ほぼ忠実に彼の話した内容を文字にしている。まずは彼の自己紹介から。

「ニューヨークで生まれ育ったミュージシャンで作家のアレックス・ヨークと申します。小学校1年生のときに魚拓で日本の文化に心を奪われ、日本が大好きになりました。最近では『桃太郎を歌うだけで英語が話せるCDブック』を出版し、生きた英会話と英語圏の文化をニューヨークから発信しております。

英語の勉強をがんばっている皆さんをサポートするためにLINEの公式アカウントでネイティヴの英会話を無料で差し上げております。何よりもI love Japan.今日はベイリーさんと会えて大変光栄です。宜しくお願いいたします。」

──なぜ日本に興味をもったのですか?

僕は、誇り高き生粋のニューヨーカーです。ニューヨークのミッドタウンで生まれ育って、両親は英語しか話せません。まず日本に関心をもったのは、僕の通っていた小学校が、国際文化を紹介する学校だったので、日本の文化を紹介するときに魚拓のデモンストレーションを行ったからです。

漁師さんが釣った魚を芸術作品に変えるという考え方や美意識が、僕にとって斬新であり素晴らしくて、何らかの形で日本と関わりたいと思いました。そこからテレビゲームや、メトロポリタン美術館に展示されている武士の鎧ほか、いろんな日本文化に関心がひろがり、それぞれに感銘を受けました。

──
魚拓って芸術作品だったんですか?私は、漁師さんとか釣り名人の人たちが、釣った大きな魚を自慢したくて、魚拓でとっておくものだとばかり思ってました。

僕のような外国人からすると、芸術作品です。でもそれは、日本の方たちからすると、普通すぎて芸術作品ではないと感じるのかもしれません。しかしそこには日本独特の美意識が反映されていて、それに接したことのない外国人からすれば、立派な芸術作品という風に感じます。

──魚拓を私はやったことがないのですが、血抜きとかして行うのでしょうか?

小学校では、すでに魚拓のために用意された魚だったため、そこまではわかりません。
魚を真っ黒な墨につけて白い紙に捺す(おす)という行為が、西洋人からするとすごく不思議な過程で感動しました。

──魚拓したあとって、その魚を食べるんですかね?

その時はお魚を、いただかなかったのですが、日本の魚料理は大好きです。
(ちなみに日本では、魚拓後キレイに洗って食べることが普通のようだ。)

──日本の魚料理が好きということで、日本食を作ったりしますか?

たまにお家で寿司を作ったりします。豆腐料理も大好きです。あと和風ナニナニってお料理、たとえば和風中華とか、和風イタリアンとか、そこにも日本の美意識が働いているから面白いです

──日本に行かれたことはありますか?

通っていたイエール大学から、運がいいことに奨学金を得て、二十歳(はたち)のときホームステイで日本へ行きました。

──どのくらいの期間、どちらへホームステイに?

愛知県へ3ヶ月。岡崎という街へ行って、優しくて感じのいいホームステイの家族宅へ滞在させていただきました。

──その時、すでに日本語はできていたのですか?

そうですね、日本語でなんとなくコミュニケーションはとれていました。

建物の外観や慣習や文化が変わったりという点では、アメリカ人からすれば外国なのですが、僕は、ずうっと日本の文化、料理、日本の人たちが大好きで過ごしてきたので、親近感をおぼえました。

──いまや日本文化を代表するともいえるアニメーションには関心がありますか?

特にアニメオタクというわけではないので精通してません、といいつつ宮崎駿監督のアニメーションが大好きです。高校生のときに「火垂るの墓」という映画(高畑勲監督、スタジオジブリの作品)を拝見して感動しました。

──「火垂るの墓」を理解するのは、ハードル高そうですよね。とても奥深くて、比喩をつかった間接的な表現が多い作品だと思うので。

どこまで理解できているのかはわかりませんが、泣いてしまいますし、感激しました。

──日本語はまだ勉強していますか?

一生終わらないです。毎日のように勉強していて、どんな言葉が流行しているのか、消えていくのかを学んでいます。言語というのは進化しているものですから。

──学んでいる語学を、どういうことに役立てたいですか?

僕は、エンターテイメントを語学学習に融合させた存在です。なので『桃太郎を歌うだけで英語が話せる』というCDブックを作りました。

『桃太郎を歌うだけで英語が話せる』というCDブックに関する取材は、次回にて。

AlexYorkEnglishAcademyF8tatsujin.png

【関連リンク】
アレックス・ヨーク公式サイト
公式インスタグラム
公式LINE
書籍『桃太郎を歌うだけで英語が話せる』

 

Profile

著者プロフィール
ベイリー弘恵

NY移住後にITの仕事につきアメリカ永住権を取得。趣味として始めたホームページ「ハーレム日記」が人気となり出版、ITサポートの仕事を続けながら、ライターとして日本の雑誌や新聞、ウェブほか、メディアにも投稿。NY1page.com LLC代表としてNYで活躍する日本人アーティストをサポートするためのサイトを運営している。

NY在住の日本人エンターテイナーを応援するサイト:NY1page.com

ブログ:NYで生きる!ベイリー弘恵の爆笑コラム

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