「中国人は大阪を『日本の中国』と呼ぶ」...上海の不動産コンサルタントが明かした実態
「観光、風俗、ギャンブル。大阪には三つが揃っています」
著者は実際に上海で、コロナ禍のロックダウン以降、勢いをなくした経済が元に戻れずにいる状況を目の当たりにしたという。若者の失業率は高く、その当時の現地では「平替(ピンティー)」というスラングが流行っていたそうだ。
「高いものは欲しくない。安くていいものを探す」という意味だ。12元(260~270円)も出せば美味しいものが食べられるサイゼリヤが大繁盛していた。宿泊したホテルはマリオット系列だったにも関わらず1泊1万円だった。観光客が戻ってこない、とタクシーの運転手が嘆いていた。上海では、家がなくタクシーに寝泊まりするホームレス運転手が増えたため、車内が臭いことが社会問題になっていた。(133ページより)
ドン氏は日本に行くことを、「過酷な競争から子どもを守るためでもあり、健康と心の充足を得るためです」と話した。それを聞いた著者は、これまでに会った、日本人になりたがり、日本社会にすんなり溶け込むことを重視していた中国人たちのことを思い出したと述べている。
ちなみに東京のみならず、現在は大阪も注目されているが、それは昨年の大阪・関西万博の影響だけではないようだ。ドン氏のことばを引いてみよう。
「街が元気であるためには三つ、必要な要素があります。それは、観光、風俗、ギャンブルです。大阪にはこれら三つが揃っています」
風俗はナイトクラブが集まるミナミ一帯や飛田新地、ギャンブルは万博跡地にできるカジノを指しているようだった。
そして、こう続けた。
「実際のところ、中国人で大阪のことを『日本の中国』と言っている人はけっこういます。日本で2番目に大きな都市でありながら東京より圧倒的に不動産が安いです。伸び代もありますからね」(134ページより)
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