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中東情勢

対イラン戦争はイスラム国の「好機」

US-Israel War on Iran Is ISIS’ Moment to Shine

2026年3月5日(木)16時36分
トム・オコナー(外交担当副編集長)

イランの混乱に乗じる非国家主体はISISだけではないかもしれない。米国やイスラエルの支援を期待するイランのクルド系組織が攻勢を準備しているとの報道も広がっている。ISISを敵視すると同時に、イランに対する武装闘争の歴史も持つ組織だ。

1月にイラン全土に広がった抗議運動の中で結成された「イラン・クルディスタン政治勢力連合」は、イラン政府に抵抗し、民主主義を目指すと表明している。しかし加盟する5組織は、分離主義的だとしてイランの反体制派内部でも議論を呼んできた。

イラン国内のアラブ系、アゼリ系、バローチ系の少数民族の間にも、民族に基づくより大きな自治を求める勢力も存在する。

スンニ派イスラム教徒を主体とするバローチ系武装組織は最近、新たな連合体「人民戦闘戦線」を結成した。率いているのはイラン南東部を拠点に活動するスンニ派武装組織ジャイシュ・アル・アドルで、米国、イラン、パキスタンなど複数の国からテロ組織に指定されている。

イランとパキスタンの国境地帯で活動するバローチ系武装勢力は、2024年1月に両国が互いの領土をミサイルや空爆で攻撃する事態を引き起こした。

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