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中東情勢

対イラン戦争はイスラム国の「好機」

US-Israel War on Iran Is ISIS’ Moment to Shine

2026年3月5日(木)16時36分
トム・オコナー(外交担当副編集長)

「今この瞬間、複数の要因が重なっていることが重要だ。イラン軍は数カ月にわたる国内の政情不安への対処ですでに手一杯だった。今は湾岸地域での報復作戦も管理しなければならず、複数の戦線に兵力を分散させざるを得なくなっている」と、米陸軍士官学校の対テロ研究センターで教えていたこともあるジャドゥーンは述べた。

「ISKPのような組織にとっておあつらえ向きの安全保障の空白を生む可能性が高い。宗派対立を深め、さらなる不安定化を生み出すためだ」

ISISはしばしば米国や欧州の同盟国、さらにロシアを「十字軍」、イスラエルを「シオニスト」と非難するが、シーア派イスラムを信奉するイランに対してはさらに激しい敵意を持っている。

超原理主義的なスンニ派ジハード主義組織ISISにとって、シーア派は「ラフィディ(異端者を意味する侮蔑語)」だ。この10年ほどは、テヘランと連携する「抵抗の枢軸」の民兵勢力との衝突も続いてきた。

ISISが2003年に米国がイラクに侵攻した後の混乱の中で台頭し、イランの長年の同盟国である隣国シリアに進出した際、テヘランは顧問団を派遣したり地域の武装勢力を動員することで支援した。そこにはレバノン、イラク、シリア、さらにはアフガニスタンやパキスタンからのシーア派戦闘員も含まれていた。

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