米中電話会談は「素晴らしかった」とトランプ...習近平に台湾問題性の重要性に釘を刺される
写真はトランプ米大統領と中国の習近平国家主席。2025年10月、韓国・釜山で撮影。REUTERS/Evelyn Hockstein
トランプ米大統領と中国の習近平国家主席は4日、電話会談し、台湾問題や貿易など、多岐にわたる議題について協議した。トランプ氏は「非常に前向き」な協議だったとし、中国が米国産大豆の購入拡大を検討していると明らかにした。一方、中国側は台湾への米国の武器売却を巡りくぎを刺した。
トランプ氏は自身の交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」への投稿で「素晴らしい会話だった」とし、「貿易、軍事、私が4月に予定している中国訪問(私はこの訪問をとても楽しみにしている!)」に加え、台湾、ロシアとウクライナの戦争、イランを巡る状況、中国による米国産の石油・ガス購入や農産物の追加購入などについて議論したと明らかにした。
また、習氏との「個人的な関係は極めて良好だ」とし、「それを維持することがいかに重要か、われわれはともに理解している」と述べた。
自身の訪中を前に、中国が善意のしるしとして今季の米国産大豆の購入量を従来の1200万トンから2000万トンに引き上げることを検討するとも述べた。
大豆購入に関するトランプ氏の発言について、中国商務省のコメントは得られていない。
中国国営の新華社によると、習主席はトランプ大統領に対し、「台湾問題は米中関係において最も重要」とし、「米国は台湾への武器売却について慎重に対処すべきだ」と伝えた。さらに「米中関係のために、より良い大きな貢献をしたい」と表明し、コミュニケーションを強化し、適切に相違点に対応する必要性を強調した。
米シンクタンク、ジャーマン・マーシャル財団のインド太平洋プログラム責任者ボニー・グレイザー氏は「米中関係の安定を維持したいというシグナルを双方が送っている」と述べた。
習氏はトランプ氏との会談の数時間前、ロシアのプーチン大統領ともオンラインで会談を行った。
ロシアのインタファクス通信によると、ロシア大統領府(クレムリン)のペスコフ報道官は、習氏がトランプ大統領と会談する計画をプーチン大統領に伝えていたかという質問に対し、「事前に認識していた」と応じた。
ロシア政府によると、プーチン大統領はオンライン会談で、習氏から今年前半の中国訪問を招請され受諾した。
米ロの核軍縮合意「新戦略兵器削減条約(新START)」の失効期限が迫る中、ロシア大統領府は中ロ首脳会談でこの問題が議題になったと明らかにした。トランプ氏は中国も核軍縮の枠組みに加えるべきとの立場を示している。
ホワイトハウスはトランプ氏が習氏と軍縮について協議したかどうかについてコメントしていない。
トランプ大統領と習主席は昨年11月にも電話会談を実施しており、トランプ氏は4月に中国を訪問する招待を受け入れたと明らかにしていた。
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