トランプがサウジアラビアで行う「ファミリービジネス」に疑問噴出...トランプの言い分は?
トランプファミリー(2016年撮影) Gary Cameron-REUTERS
<サウジアラビアで観光開発を進める会社とトランプは関係が深い>
サウジアラビアの首都リヤドの北西にある歴史都市ディルイーヤのアット・トゥライフ地区は、サウジ王家発祥の地だ。この世界遺産エリアが、高級ホテルやレストラン、遺跡や教育的アトラクションを備えた最新の観光拠点に変貌しつつある。
同国の政府系ファンドが所有するディルイーヤ・カンパニーは、アット・トゥライフ地区を含む約14平方キロのエリアで630億ドル規模の再開発を進めている。第2期開発計画を主導するのはアメリカのエンジニアリング大手パーソンズだ。トランプ米大統領の長年の友人でもあるディルイーヤ・カンパニーのCEOは11月、トランプ・オーガニゼーションと間もなく物件の契約を結ぶと語った。
大統領の「ファミリービジネス」の利益相反に疑問を呈する声に対し、トランプは次のように語っている。「私は家族のビジネスとは何の関係もない。家族が何をしても問題はない。彼らは世界中でビジネスをしている」
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