【ステルス戦闘機】「真夜中の鉄槌作戦」の主役はF35だった? イラン核施設空爆で証明された「防空網キラー」
US Reveals F-35 Jet Role Strikes on Iran Nuclear Sites
6月のイラン核施設空爆で重要な役割を担ったF35 MASTER SGT. RYAN CAMPBELLーU.S. AIR NATIONALGUARD PHOTOーALAMY/AFLO
<イラン核施設への空爆からしばらくして、米軍は一機のステルス戦闘機の働きを前面に押し出し始めた。その役割は、今後の対中国シナリオとも無関係ではない――>
F35ステルス戦闘機が「ドアを蹴破った」──米空軍が先頃、6月に行ったイランの核施設3カ所への空爆について、さらなる詳細を明らかにした。
同作戦については、米国防総省が直後に一部情報を公開。ステルス戦略爆撃機B2スピリット7機が、MOP(大型貫通爆弾)を投下したことなどが分かっていた。
F35の役割をめぐる今回の情報開示は、同機全3種類の中国付近への配備が完了したなかで起きた。米軍介入を阻止する海洋戦略を構築している中国の防衛をアメリカが突破するには、ステルス機の運用が欠かせない。
イラン核施設への空爆は、敵の防空網を検知・破壊するF35の実力を浮き彫りにした。
イラン側は「非常に高性能なシステム」でF35を攻撃しようとしたが、制圧されたと、空爆作戦に参加した第34戦闘飛行隊の指揮官アーロン・オズボーン中佐は述べている。「F35が設計目的どおりに対象を検知し、打倒する様子を目にするのは最高だった」
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