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鍵は「右足」にあった...佐々木朗希が本来の球威を取り戻せた理由

THE RETURN OF “ELECTRIC MAN”

2025年11月11日(火)08時00分
ジョシュ・レビン(スレート誌スポーツポッドキャスト担当、作家)
這い上がった神童──佐々木朗希が掴んだMLB初年度の栄光 DANIEL SHIREYーMLB PHOTOS/GETTY IMAGES

這い上がった神童──佐々木朗希が掴んだMLB初年度の栄光 DANIEL SHIREYーMLB PHOTOS/GETTY IMAGES

<制球難、球速の低下、そして右肩の故障を乗り越えて...なぜ佐々木朗希はポストシーズンに復活できたのか>


▼目次
鍵は「右足」だった...佐々木朗希、復活のトリガー
来季の先発再挑戦に向けて

佐々木朗希(24)は、MLB(米大リーグ)に移籍して1年目のシーズンをこれ以上ない最高の形で締めくくった。ポストシーズンで圧倒的な投球を続け、ロサンゼルス・ドジャースの2年連続ワールドシリーズ制覇に大きく貢献した。

しかし、ここに来るまでの道のりは、今年1月にドジャースと契約を結んだときに佐々木自身が想像していたよりはるかに険しいものだったに違いない。今シーズンのほとんどの期間、野球界の期待を集めた「神童」の面影は全くと言っていいほど見られなかったのだ。

3月29日のドジャースタジアムでの本拠地初登板では、4四球を与えてわずか1回2/3で降板。ベンチに戻った佐々木の目には涙が浮かんでいるように見えた。5月9日までに8試合で先発登板したが、防御率は4.72にとどまり、速球の球速も大幅に低下していた。

その後、右肩のインピンジメント症候群と診断されて、故障者リスト入り。一時は投球練習を再開したが、肩の炎症により、再びキャッチボールを中断せざるを得なくなった。

ようやく実戦のマウンドに戻ってきたのは8月のこと。肩の痛みは全くなくなっていたが、ドジャース傘下の3Aオクラホマシティーでの調整登板の内容から判断する限り、佐々木がメジャーリーグに再昇格してチームに貢献できる見通しは全く立っていなかった。「満足のいくパフォーマンスではない」と、デーブ・ロバーツ監督は9月2日、佐々木について述べていた。

しかしその後、わずか1週間ほどの短い期間に、佐々木の今シーズン、そしてもしかするとプロ野球選手としてのキャリアを大きく変える出来事があった。

鍵は「右足」だった...佐々木朗希、復活のトリガー

◇ ◇ ◇

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【note限定公開記事】来季の先発再挑戦に向けて...ドジャース佐々木朗希、MLB「最高のデビューイヤー」を振り返ろう


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