日本人ルポライターが受けた、ウイグル「国家安全危害罪の疑い」取り調べの壮絶な実態
「どう見ても普通の旅行ではない」と疑われた
それでも決して諦めず、なにかが得られるという保証のない取材を続ける著者の姿勢には感服するしかない。が、行く先々でそんなことを続けていたら、なにかが起こらないことのほうが不思議だ。
事実、自治区の北西部にある町、グルジャでモスクや収容所とされる建物を訪ね、カザフスタンを目指す過程で警察から呼び止められてしまう。
携行品の調査に同意する旨が書かれた書面にサインするよう求められ、スマホの写真フォルダを念入りにチェックされる。フォルダ内には「反中デモ」を連想させる写真も多数収められていた。
「この奥に座って待っていろ」
三畳ほどのガラス張りの部屋に入れられ、施錠された。室内の壁やベンチはすべて青色のクッション張りになっている。自殺防止のためだろう。ベンチに腰掛けると、自分は今、拘束されているのだとはっきり分かった。
ガラス張りの壁の向こうは六畳ほどの広さがあり、あちら側のベンチでは警官二人が常にこちらを監視している。名刺サイズの小型カメラを常時こちらに向け、動画撮影をしていた。(144〜145ページより)
そののち「タイガーチェア」と呼ばれる拷問具が置かれた取調室で約2時間にわたり、家族構成、学歴、職歴、仕事内容、そして日本ウイグル協会との関係などについても細かく問われた。
旅行をしていると主張したものの、「どう見ても普通の旅行ではない、記者として取材をしていたのではないか」と疑われた......というより見抜かれたのだ。中国では記者活動は免許制になっており、政府公認のメディアに属していない限り取材や執筆が許されないのだという。
「お前には『国家安全危害罪』の疑いがある。ああいう写真を所持することは中国では許されておらず、完全に違法だ。最高刑は無期懲役となる」(147ページより)
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