日本人ルポライターが受けた、ウイグル「国家安全危害罪の疑い」取り調べの壮絶な実態
中国政府によるウイグル人「弾圧」は国際社会から度々批判されてきたが、実際に何が行われているかを知る者は多くない(2019年にトルコで行われた中国への抗議デモ。本文と関係ありません) REUTERS/Huseyin Aldemir
<先入観を捨てて、その上で新疆ウイグル自治区の「人権問題」を考えようと思い、現地を訪れた...『一九八四+四〇 ウイグル潜行』著者が経験したものとは?>
新疆ウイグル自治区と聞いて思い浮かぶのは、中国共産党による異常なほどの管理体制とウイグル人への人権侵害ではないだろうか。これまで、しばしば話題に上ってきた。

ただし、それらは私たちの「常識」では解釈不可能なものであるだけに、大半の日本人からすれば実感しづらいことに違いない。
少なくとも、現地に足を運んでみたいと思う人は限られているだろう。
しかし、『一九八四+四〇 ウイグル潜行』(西谷 格・著、小学館)の著者の場合は話が別だ。なにしろ実際に足を運んでしまったのだから。
もちろん、現在の国際社会の価値観に照らして見た時に、中国の制度や政策に問題点があるのは間違いないだろう。新疆ウイグルにおいても、人権侵害と言わざるを得ない状況が発生しているのは、報道機関の指摘する通りだ。
私はどうにかしてそういう先入観を捨てて、自由な気持ちでウイグル社会というものを見て見たかった。その上で「人権問題」について考えたらどうなるだろうかと思っていた。(「あとがき」より)
本人は動機について「旅行がてら見てみるかと思った」ことが発端だとも記しているが、当然ながら決して観光気分ではない。
ウルムチ、ケリヤ県、ホータン、ヤルカンド、グルジャ、そして隣国のカザフスタンへと歩みを進めていくなか、「職業訓練」「教育訓練」との名目で多くのウイグル人を施設に収容し、再教育を受けさせるという人権侵害の実態を解き明かそうとする。本書はその過程を記した衝撃のルポルタージュだ。
モスクの写真を撮ろうとすると、どこからともなく現れた警察官からスマホを出すよう要求され、目の前で写真を完全消去される。著者はその目をかいくぐってなんとか写真をクラウドに上げるが、結局はいたちごっこ。
そもそも、監視カメラの数が尋常ではなく、「どういうわけか」行動は監視されている。人と出会うたび、手がかりを得ようと話しかけるも、ウイグル人たちの口は固く、なかなか本音を聞き出すことができない。
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