中国、制裁対象のロシア産LNGを公然と受け入れ――「影の船団」が到着
China Starts Buying US-Sanctioned Russian Gas, Defying Trump
中国は、8月31日に天津で開催された上海協力機構サミットの直前、2週間以内に、アークティックLNG2の第一便を受け取った。サミットにはプーチンも出席しており、モンゴルを経由して中国に天然ガスを送る巨大パイプライン「シベリアの力2」の建設承認を習近平国家主席から取りつけた。これにより、ロシアから中国への天然ガス供給はさらに拡大する見通しだ。
ノルウェーのオスロにあるシンクタンク「アークティック・インスティチュート(北極研究所)」の研究員フィオナ・デ・カイパーは、先週リリースした報告書で次のように述べている。「中国が制裁下のアークティックLNG2からの最初の積荷を受け入れたことと、『シベリアの力2』開発で合意したことは、欧米による制裁の実効性を試すと同時に、中ロのエネルギー依存関係の深化を示している」
中国外交部の報道官・郭家坤は7月、「中国は国益に基づき、適切なエネルギー供給策を講じる。関税戦争に勝者はいない。圧力や強制では問題は解決しない。中国は自国の主権、安全、発展利益を断固として守る」と述べている。
一方、トランプは9月10日、EUに対し、中国とインドの両国に対して関税を引き上げるよう呼びかけた。
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