ロシア南部ロストフでウクライナがドローン攻撃を実施...都市部のビルに「突撃」、自爆攻撃の瞬間
Video: Russia Says Ukraine Drone Struck Rostov Apartment Building
アメリカのドナルド・トランプ大統領とロシアのウラジーミル・プーチン大統領によるアラスカでの首脳会談が迫るなか、ロシアとウクライナ双方による攻撃は続いている。米ロ会談では、和平合意の可能性について話し合われる見通しで、トランプが即時停戦に合意するようプーチンを説得できるかに注目が集まっている。
ゼレンスキー大統領は英ロンドンを訪問
一方のウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は同じ14日、ロンドンを訪問してイギリスのキア・スターマー首相と会談。米ロ会談の前日に開催するという象徴的な意味合いを持つ会談で、スターマーはウクライナ支援の姿勢を改めて示した。
ダウニング街10番地の首相官邸前で対面した両首脳は言葉を交わすことなく、温かい抱擁を交わした。そして会談が終わった約1時間後にスターマーはゼレンスキーを車まで見送り、再び抱擁を交わした。
ロンドン訪問の前日には、ゼレンスキーはベルリンでトランプや欧州各国首脳とのオンライン会談を行っていた。各国首脳によると、トランプはプーチンとの会談ではウクライナ戦争の停戦実現を最優先にすると約束したという。
それでもゼレンスキーと欧州側には、米ロの二国間会談によって自国とその利益が置き去りにされるのではないかという懸念がある。ウクライナ侵攻が4年目に入る中、ロシア寄りの結論が導き出されれば、ウクライナと欧州の将来的な安全保障が脅かされるとの危機感が広がっている。

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